このキットは1980年11月に3番目に発売された1/144ガンプラ、グフです。直前に発売されたシャア専用ザクと似たコンセプトの機体ですが、発売日がわずか2ヶ月しか違わないにもかかわらず、いくつかの改善が加えられたキットでもあります。
まずシャア専用ザクのように頭部アンテナを差し込むためにカッターで穴を開ける必要がなくなり、リング+フック式の独特な肩関節の代わりに普通の回転ピンを使った肩関節に変わり、さらに足首に可動関節が追加されました。
特に1/144 ガンダムとザクの特徴だったリング+フック接着式の肩関節は、初心者には難解なパーツ構成でした。接着剤の塗り方を誤ると肩がすべてくっついて動かなくなったり、可動中に内部ピンが折れて肩が永久に外れてしまうトラブルが頻繁に発生します。(実際に私も経験しました T_T) 発売当初にそういった不満が相次いだのか、3番目の1/144であるグフでは、肩関節自体に付いたT字型のフックを胴体に差し込む、ある意味当然の肩回転関節へと進化しましたね。
そして一体成形の脚だった1/144 ザクに比べて足首関節が追加されたものの、可動範囲がかなり狭いため、実質的にザクとさほど変わらないのが落とし穴です…。腕と肩はそれなりにいい感じですが、改造なしのノーマル状態の脚はほぼ固定と見ていいでしょうね。
全体的なプロポーションもザクとは少し異なり、ザクよりも上半身がより発達したレスラーのようなイメージになっています。ザクよりも強そうな雰囲気もありますが、バランスの面だけで見ると上半身と下半身の非対称が激しく、ザクのプロポーションのほうが安定感があるように感じますね。
グフ特有の武装であるヒート・ロッドは、ただ手に差し込むムチ程度の再現にとどまっており、シールドは肘関節に引っ掛ける形で再現されています。シールドは固定が緩くてぶらぶらと揺れる感じなので、改造しない限りは腕を伸ばしたまま引っ掛けておくしかなさそうです。
このように1/144 グフは、わずか2ヶ月の間にも何かしら「進化」している感じを与えるガンプラで、初期の技術力が十分でない中にも開発者の情熱が伝わってくるキットです。その結果が十分満足のいくものとは言いがたいですが、より味わい深くて力強いプロポーションは、それなりにノスタルジーをかき立てる部分もありますね :-) Updated at 2016.1.4 ]
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。