旧キット ファーストガンダム

1/100 ガンキャノン

発売日 1981.3
価格 ¥700

1981年に発売された旧版1/100 ガンキャノンは、大きく張り出した肩とまっすぐ伸びた脚が象徴的な、典型的な旧版プロポーションを見せています。古くさいながらもどこか懐かしい気持ちになる気をつけポーズですね。

赤一色でポツンと出ていた1/144 ガンキャノンと比べると、1/100はかなりの部分で色分けがされているのが違うところです。なぜかグレーであるべき肩のビームキャノンが、頭部と同じ白で成形されています。どうせグレーのランナーがあるのに、なぜわざわざ違う色で成形したのか考えてみると、交換式で付属するロケットランチャーがもともと白なので、まとめて同じランナーに入れたようですね。

とはいえ、素組みの状態でも色分けがされているのでそれなりに見栄えはするのですが、関節面では問題点の多いキットでもあります。手足の可動域が1/144に比べてさほど改善されておらず、各関節が90度どころか15度程度しか動かない感じです。これはひとつ前の作品であるデブなドムよりも狭い可動域だったりします。

特に保持力の面では旧版1/100の中でも最低レベルで、下半身は股関節から膝、足首まですべてがガタガタで、自立させておくのも難しいほどです。逆に肘は必要以上に渋くて、可動中に内部骨格の関節が折れてしまいそうな不安すらあるなど、関節強度のバランスがひどい状態です。このように関節部分を大幅に手直ししないと、素組みのままではいろいろと不満の残る構造です。

それでも1/100 ガンキャノンで光るポイントといえば、1/100 RX-78-2 ガンダムのようにコアブロック/コアファイターを再現している点です。しかも1/100 ファーストのものをそのまま流用したのではなく、完全に新規設計のコアブロックが採用されているのがちょっと驚きです。外見はさほど変わって見えませんが、よく見ると機首部分・ランディングギア部分・バーニア部分など、まったく異なる造形で作られています。ただし色分けが1/100 ファーストよりも少なく、のっぺりした白一色で出てきているのが少し残念ではありますが…それでも微妙ながらもわずかにアップグレードされたコアファイターが付属すると言えるでしょう。

決定的なのは、コアブロックを抜くとまともな形のMSを単独で構成できなかった1/100 ファーストと違い、1/100 ガンキャノンの場合はコアブロックを外してもそのまま上半身と下半身を結合して、普段と変わらない姿で飾れるという点で大きな進歩がありました。正直これが本来あるべき構成で、1/100 ファーストのコアブロック処理のほうがおかしいと見るのが正しいとは思いますが…

その他にもビームキャノンをロケットランチャーに交換する機能も備えるなど、それなりに設定の再現には気を使ったキットです。ただ、可動域や関節強度といった関節構造の面では最悪レベルのキットと言えるため、意欲的な改造・塗装派でなければまったくおすすめできない旧版キットです。:-)
[ Updated at 2016.3.25 ]

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。