旧キット ガンダムF91

1/60 ガンダムF91

発売日 1991.8
価格 ¥6,000

素組み+水転写デカール

このキットは旧版ガンダムF91シリーズとして発売された1/60 ガンダムF91です。1991年の発売当時は独特な構成で注目を集めたキットで、本体の半分以上がすでに組み立てられた状態で発泡スチロールの箱に収められており、一部のパーツだけを自分で組み立てる半完成品キットとして登場しました。

まず、ほとんどのパーツがABS素材で占められているため、全体的な質感はかなり硬めです。その分、耐久性は高そうな印象を受けます。ビッグスケールらしくシステムインサートまで採用されており、色分けはよくできている方で、何より1991年発売のキットとしてはプロポーションが非常に優れています。このキットより10年前に発売された1/60 RX-78-2 ガンダムとは比べ物にならないほどの差があり、21世紀のMGキットと比べても引けを取らない印象です。

手足の可動域は平均的なレベルで、大きくダイナミックなポーズを取るのは難しいですが、関節強度が思ったより高く、ポーズの保持力は良好です。ABS関節のせいか、全体的にギチギチとした感触で動かせます。手足を曲げていくと、ギシギシとした摩擦音がずっと聞こえてきます。

1/60らしく設定上のギミック再現が光るキットで、各種武装の収納・展開ギミックが充実しています。特に脚部には独特なスラスターカバーの連動ギミックが仕込まれています。脚を手で持って下に押し下げるようにすると、スプリングの動作によって背面のスラスターカバー3基が「バネッ」という音とともに一斉に開きます。上に掲載した内部ギミックの写真を見ていただければわかるように、かなり精巧な設計が施されています。

個人的にはこのキットを計2回作ったことがあり、1991年の発売当時に作ったときは非常に斬新で高品質なキットに感じられました。このレビューのために2018年に改めて作ってみると、やはり気になる点がかなり目につきました。ギシギシとした関節だったり、固定が曖昧で接着剤が必要なパーツがあったり、ゲート跡も処理されていない半完成品ということもあって、どこかおもちゃっぽい印象を受けることもあります。

何より大きな問題は、組み立て済みのパーツがビニール包装なしで空気にさらされたまま発泡スチロールの箱に入っているため、年月を経たキットの場合、黄変が激しく、袋に入った白いパーツと組み立て済みの白いパーツとの色の差が大きいケースが多いことです(レビュー上部のランナー写真参照)。何年もかけて状態のいいキットを探そうと秋葉原を探し回ったり、国内の出品物を当たったりしましたが、どれも組み立て済みパーツ側が黄ばんでいました。結局、状態のいいキットを見つけることを諦め、過酸化水素水に黄変したパーツを数日間漬け込んでなんとかある程度復元しましたが、このキットを入手しようとお考えの方は、こうした黄変問題があることをあらかじめ念頭に置いておく必要がありそうです。

いずれにせよ、前代未聞の半完成品ビッグスケールキットとして、バンダイのガンプラ史においても異色の存在感を放つキットです。今の目線で見ると物足りない部分もありますが、1991年製という点を考慮すればなかなか優れたキットでもあります。F91が好きな方なら一度挑戦してみる価値はありますが、とにかく黄変問題だけはしっかり確認してから手を出すようにしてください :-)
[ Updated at 2018.6.6]

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。