旧キット MSV

1/144 MS-06R ザクII

発売日 1983.4
価格 ¥500

素組み+水転写デカール

ファーストガンダムをベースにした待望のMSV(モビルスーツバリエーション)シリーズ、その第一弾が1/144 MS-06R Zaku IIです。いわゆる高機動型ザクと呼ばれる機体で、黒い三連星機やシン・マツナガ機、ジョニー・ライデン機などにも展開される代表的なMSVでもあります。このMSVは既存のガンプラに想像力を加え、多彩で個性的な兵器としてのMSを生み出し、ミリタリーとSFを融合させたコンセプトで多くのモデラーを熱狂させました。特に一部の装甲にはタンクのツィンメリット・コーティングのような荒々しいつや消し装甲面が再現されており、MSVシリーズの特徴として定着しましたね。

まずMSVシリーズ自体が1983年にスタートしたため、1980〜1982年に集中して発売されたファーストガンダムのプラモデルと比べてアップグレードされた点が多いです。上の比較写真を見ればわかるように、プロポーション面ではより兵器らしい重厚感が増しており、関節構造も改善されて肩が前後に可動するギミックと脚が開く股関節構造がすべてのMSVキットに標準搭載されています。もちろん今の目で見れば旧キットレベルには変わりありませんが、それでも1980年代はガンプラの歴史において短期間で大きな進化が遂げられた中興期でもありました。

1/144キットらしく成形色はグレー一色のみですが、全体的なプロポーションと立体感は80年代ならではの味わいとロマンをそのまま宿している感じです。全体的なバランスが変わっただけでデザインの要素は現行バージョンと同じであり、合わせ目処理と塗装を施せば、独特の重厚でごつごつとしたザクが格好よく仕上がりそうですね。

可動域はまだまだ物足りなく、接着剤のみで組み立てる必要があるため組み立て工程がいかにも旧式ではありますが、だからこそ懐かしさを呼び起こすのが旧キットの魅力ではないかと思います。関節強度については旧キットの限界をまざまざと見せつけられる部分で、腕や脚がぐらぐらしてポーズが決まりにくく、ポーズをとらせても保持力が今ひとつですね。ちゃんと仕上げるなら、可動域よりもまず関節強度だけは必ず補修しておく必要がありそうです。

そしてすべてのMSVキットには少量の水転写デカールが付属しています。モノアイも水転写デカールで表現する仕様なので見栄えは良いのですが、頭部の内側パーツにあらかじめデカールを貼ってから組み立てなければならないため、組み立ての途中でデカール貼りをしなければならないのがちょっと面倒ですね^^;

いずれにせよ、組み立てるだけでオールドファンを懐かしさに浸らせてくれる魅力あるラインナップで、改造や塗装の練習用としても旧1/144よりひと味違う楽しみ方ができるキットだと思います :-)
[ Updated at 2016.7.21 ]

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。