旧キット「逆襲のシャア」シリーズ3番目のキットは、1/144 ヤクト・ドーガ ギュネイ機です。素組みのビジュアルだけ見ると、システムインジェクションのおかげで明るく華やかなカラーリングが映えるんですが、構造面では逆襲のシャアラインナップの中でも特に不評を買ったキットでもあります。
まず前腕または肘関節が回転しないため、腕が内側にしか曲がりません。射撃ポーズやさまざまなポーズをとるには肘を前方に折る必要がある場面が多いのですが、このように胴体の内側にしか曲がらない腕のせいで、どんなポーズをとってもどこかぎこちない印象になってしまいます…
また、ずっしりとしたボリュームのある体格に対してポリキャップが弱く、全体的に関節強度がゆるい感じがします。特に膝関節が可動中にポロリしやすく、何かと苛立たしいですね。関節強度が弱いというより、可動構造の設計自体に問題があって関節が外れやすくなってしまっているようです。さらに可動式の指も握力がいまひとつで、ライフルを持たせるのも一苦労。保持力という点では全体的に落第点に近いキットと言えます。
それでもこのキットの美点を挙げるとすれば、80年代の旧キットにしては色分けがよくできている点と、プロポーションが最新キットと比べてもそれほど見劣りしない点でしょうか。ただ、関節と可動面での失望が大きく、そうした長所がかなり薄れてしまう印象です。いっそ旧キットらしいビジュアルならまだ割り切れるのですが、見た目はそれなりに良いのに内部構造があまりにも頼りないため、余計に落差が際立ってしまいます。
いずれにせよ、旧キットの関節改造が趣味でない限り、あまりおすすめしたくない旧キットです。「昔はこういうものだったんだな」と眺める程度にとどめておくのがよさそうですね :-)
[ Updated at 2017.8.9 ]
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。