Kit Review
素組み
素組み
ダブルオー2期キットの3番目として、HGケルディムガンダムが発売されました。
ダブルオー2期は、1期終了から5年後を舞台に、ソレスタルビーイングのかつての勇士たちが再び集結するというストーリーラインで展開され、1期に登場した4機のガンダムがアップグレードされた形で登場します。このケルディムガンダムは、カラーリングや外見からすぐわかるように、スナイパー機であるデュナメスガンダムの後継機です。1期の終盤にデュナメスのパイロット・ロックオンが壮烈な最期を遂げますが、2期ではその双子の弟が操縦することになるんですよね。
(『男たちの挽歌2』を観ているような感じです;死んだ主人公を復活させる一番手っ取り早い方法 -> 実は双子だった!)
デュナメスのアップグレード版らしく、グリーンのカラーリングと新たなGNスナイパーライフル2、GNビームピストル2の武装を持ち、全体的にデザインが変更されています。上の写真でもわかるように、全体的な色味がデュナメスに比べて濃くなっており、やや重厚な印象を与えますね。
決定的なのは、デュナメス特有のシールドがケルディムになって独特な形に変わったことで、その名もGNシールドビットというサイコミュ兵器のようなシールドです。テール部分に5基、膝に1基ずつ、左肩に2基の計9基のGNシールドビットを組み合わせて、さまざまな形態のシールドに変形させることができます。このキットにはGNシールドビットを組み合わせて展示できる専用の透明スタンドが同梱されており、非常に多くの種類のシールド形状の組み合わせが楽しめるよう、よく配慮されています。
HGエクシアが出たときもHGグレードのアップグレードに驚きましたが、HGダブルオーでもう一度驚かされました。HGダブルオー1期のキットは総じてシードHGとは一線を画すクオリティを見せてくれましたが、HGダブルオーはそれをさらに上回っていましたね。2番目に発売された2期機体としてGN-X IIIがありましたが、どうせ以前のGN-Xの使い回しキットなので、クオリティ的に大きな感動はありませんでした。公式に2番目の新規キットとして発売されたダブルオー2期キットがこのHGケルディムガンダムですが、HGダブルオーと同様に、以前のHGデュナメスを大きく上回るクオリティを見せてくれています。
まず、HGダブルオー2期からポリキャップ自体がすべて新型に変更されており、このポリキャップのクオリティが高いため、関節強度がHGデュナメスに比べてはるかにしっかりしています。可動域自体はそれほど変わりませんが、全身の関節がしっかりしているので、ポーズ後の保持力が非常に良好です。
アップグレードされたGNスナイパーライフルは半分に分割して肩への装着が可能ですが、折りたたむ際の固定部が少し弱くてポロリしやすい傾向があります。GNビームピストルもアップグレードされ、まるでビームサーベルのようにバックパックの両側に装着されています。ちなみにHGデュナメスにはGNビームピストルが付属しておらず、HG GNアームズDタイプに同梱されています。1/100デュナメスにのみGNビームピストルが入っています。(各レビューを参照)
全体的にHGダブルオーで感じたアップグレードの感覚に近いものがありますが、HGダブルオーの驚異的な足首の可動域は採用されていません。^^; その代わり、一体成形の装甲で構成された二重関節の足首の動きがかなり独特で、それはそれで面白いです。足はさらに小さくなって馬の蹄のような印象も受けますが…。最近のバンダイ新作は足のサイズがどんどん小さくなっていますが、ケルディムの場合も足がとても小さくて少し気の毒な感じがします;(すべてのガンダムの纏足化??)
いずれにせよ、HGケルディムガンダムからわかることは、HGシードからHGダブルオーへの一段階のアップグレードが、HGダブルオー2期になってさらにもう一段階確実にアップグレードされていると感じさせてくれるという点です。HGデュナメスもかなり良いキットでしたが、全体的にHGケルディムのクオリティが一枚上手ですね。今後発売されるさまざまな新規HGダブルオー2期キットが期待できる、なかなかの良作です。
HG 1/144 ケルディムガンダム | 2008. 10 | ¥1,200