Kit Review
素組み + シール
素組み + シール
このキットはプレミアムバンダイオンライン限定で発売されたHGUC ジム・スパルタンです。ジム・スパルタンは1989年に発行された「Monthly Bandai Making Journal」の企画「F.M.S」に登場した機体で、なんと30年以上の時を経て発掘(?)されて登場したキットです。
まず一部の関節ランナーはHGUC ジム・スナイパーIIのものが流用されていますが、残りのパーツはすべて新規造形で登場しています。外装パーツのひとつひとつが新鮮に感じられる、まさに「新作」らしい仕上がりで発売されました。特にHGにしてはモールドがシャープでディテールが精密な方で、小さいサイズながらもかなりの立体感を感じることができます。小さいながらもぎっしり詰まった印象でよくできています。
新規武装としてはミニガンとヒートナイフが付属し、ヒートナイフは刃の部分まで色分けされています。ミニガンのマガジンを可動式で交換できる面白いギミックも用意されています。ミニガン後部に予備マガジンが横向きに付いていて、必要に応じて90度起こしてマガジンを交換する状況を再現できますね。2個のミニガンマガジンはリアスカートのマウントラックに懸架することもでき、バックパックにはミノフスキー粒子散布ポッドを露出させるギミックも搭載されています。
基本的な腕脚の可動域は思ったより平凡なレベルですが、足首には新しい関節が採用されており、前方へ柔軟に動きます。つま先を中心に足の甲がもう一段階折れることで、これまでに見たことのないレベルの前方への足首可動を実現しています。この足首関節を活かすことでさまざまなダイナミックなポージングが可能で、関節強度もしっかりしていて保持力も良好です。ただ、ポージングが不便に感じるほど過度に渋い印象なので、破損を考慮しながら慎重に動かす必要がありそうです。(もちろんゆるいよりはずっとマシですが……)
その他の気になる点としては、前腕に装着するビームサーベルマウントが可動中にポロリしやすい傾向があることです。また交換式の手首ボールジョイントが非常に渋く、可動や交換の際に折れてしまう恐れもあります。なるべく手首をねじって引き抜いたり激しく動かしたりせず、丁寧に扱う必要がありそうですね。
こういった印象をひとことでまとめると……平凡な可動域に驚異的な足首可動を加え、渋いながらもしっかりした関節を持ち、全体的にHGUCの中でも屈指のディテールを誇る、まさに新作らしい「ジム」です。特にミリタリー風のSFが好きな方にはドンピシャな一品でしょう。ゆるくなりがちなガンプラ界に喝を入れるべく登場した、久しぶりに斬新なキットではないかと思います。:-)
HG 1/144 ジム・スパルタン | 2022.12 | ¥2,400
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。