Kit Review
素組み
素組み
2021年3月、エルガイムプラモデルシリーズがリブートされ、HG アトールが発売されました。1/144 Aクラス・ヘビーメタルセット、HG エルガイム/オージェと同時発売で、HG エルガイムと同様に2001年発売のキットから一部パーツがリニューアルされたバージョンです。リニューアルされたパーツは脚部の内部関節(股関節・膝・足首)と肩のゴムパイプの素材変更で、主に脚部の可動域が改善されています。またボーナスとして、アトールVマクトミン・ビルドを再現するためのシールも新たに追加されています。(詳細なリニューアルポイントは バンダイ開発ブログのエルガイムページをご参照ください)
このように、外装パーツが主にリニューアルされたHG エルガイムとは異なり、脚部関節が集中的にアップグレードされた形です。おかげで股関節の可動域も広がり、膝はシリーズ中で最もよく曲がるよう改善されました。そのほかつま先とかかとの可動も改善され、脚部に関しては確実に良くなった印象です。ただし、改善された股関節パーツの中間部分が可動中に分離する可能性があるため、接着剤で固定しておいた方が良さそうです。また肩のゴムパイプの素材が変更されたことで、より自然に丸くレイアウトできるようになり、HG エルガイムと同様に関節パーツの素材がABSからKPSに変更されたことで、塗装のしやすさも向上しています。
このキットの目玉はやはりアトールVマクトミン・ビルドの再現でしょう。そのための換装用パーツ一式が付属しており、1/144 Aクラス・ヘビーメタルセットから複数のパーツを流用することでアトールVを再現できるようになっています。特にアトールV専用のシールがこのキットに新たに追加されたことで、ビジュアル面での完成度もさらに高まっています。エルガイムファンなら、これを目当てに1984年版の旧キットを復刻した1/144 Aクラス・ヘビーメタルセットを一緒に購入される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように改善された脚部の可動域、まずまずの色分け、無難な関節強度を備えたHGキットとして登場したわけですが、不思議とHG エルガイムほどのクオリティ感は感じられません。バックパックに付いた両側のバーニアがぐらつきやすく角度が決まりにくい問題もありますし、肩のゴムパイプも弾力が強すぎて腕の可動を妨げる感じがします。現状でも十分無難な品質のHGキットではあるのですが、HG エルガイムの出来が非常に良かっただけに、相対的に物足りなさを感じてしまうようです。
いずれにせよ、エルガイムファンならリニューアルして発売されただけでも嬉しいキットですし、特に劇中マクトミンのアトールVを再現したいというロマンをお持ちの方には、ぜひ手に入れていただきたいキットです :-)
HG 1/144 アトール | 2021.3 | ¥2,000
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。