EXモデル

1/35 バットモービル バットマンビギンズVer.

Kit Review

素組み

バンダイEXモデルの派生ラインナップとして、EX advanced modelという製品群があります。といっても映画バットマンに登場するバットモービルをキット化したもので、製品数・販売数が少ない割にある程度の精度が求められるため、EXラインナップに含めたようです。もちろんそのおかげで、内容物の割には3500円というEX特有の割高感があるキットです。

バットモービルといえばそれなりに知名度のあるメカじゃないか、と思う方もいるかもしれませんが、実際にこういった映画関連商品の場合は版権の関係で販売数量に制限があるケースが多く、事実上の限定品に近い性格を持つこともあります。サンライズとバンダイがガンダムをどんどん量産するのとは違い、版権の再契約がなければ再販もできないので、限定品と言い張っても文句は言えないわけです。:-) このように需要が少ないというよりは、生産できる数量に制限があるため少量生産しかできず、だからこそEXモデルのラインとして出せるのかもしれませんね。

まず、バットマン ビギンズで我らがベール兄貴が乗るバットモービルは、本当に度肝を抜くデザインです。従来のバットモービルとは次元の違うスタイリングで、通称タンブラー(Tumbler)とも呼ばれており、劇中では圧倒的な耐久性を見せつけ、凄まじいカリスマを放っています。

実車のスケールは4,740×2,850×1,639mm、重量2.5トン、500馬力という車両で、実際に走行可能な本物の車です。デザインコンセプトはランボルギーニ+ハマーとのことで、なんともうまくミックスされた感じがします。全長は旧型ソナタ程度ですが、幅が本当に凄まじく広いので、実際のスーパーの駐車場などに停めるのは難しそうですね..(え、えぇ;)

EXモデルといえばまず高くて..(;;)値段の割に内容物が少なく、その代わりディテールは素晴らしい、そして塗装必須!という先入観がありますが、このバットモービル ビギンズバージョンはまた少し違います。正直、何か2%物足りないEXキットです。

まず、独特な外観デザインを99%しっかり再現しており、複数のパーツを幾重にも組み合わせることでビギンズ版バットモービル特有の造形感をうまく表現しています。タイヤのトレッドやリアル感も優秀です。

ただ.. 1/35の自動車キットなら当然小さくなるはずですが、実際に見るとほとんどの方が「え、こんなに小さいのになんでこんなに高いの!」と感じるくらい小さいです。手のひらにちょこんと乗るくらいのサイズ感.. それでも体格で勝負する車両なのに、小さすぎるという印象は拭いきれないと思います。

成形色も黒ではなく濃い緑系の色味で、正直素組みのままでは成形色が良いとは言いにくいです。普通に真っ黒で成形してくれればいいのに…なぜそうしたのかわかりませんが、塗装前提を謳うEXシリーズだから、どうにかして塗装させようとしているのかもしれません。ただ、少し塗装してディテールを加えるだけで印象がガラッと変わりそうです。

決定的なのはディテール面での物足りなさです。完全にフラットな底面のディテールは、ランボルギーニの底面を参考にしたと言い張れば反論できませんが..(ランボの底面はもともと全部覆われていてフラットです..)コクピットは本当にがっかりなレベルです。シートがぽつんとあるだけで、ダッシュボードもハンドルも操縦パネルも何もありません.. 普通のどんなに安い自動車キットにもそれくらいは入っているのに、高価なEXモデルで内部ディテールをここまで完全に省略するのは裏切りです、裏切り。ボディのディテールも、EXにしてはシャープな印象というよりは、仕上げが少しぼんやりした感じがします。

ただ重要なのは.. この重量感あふれる最新バットモービルのプラモデルはこれしかないということです;;一部の高価な完成品を除けば代替品がないため、選択の余地はありません。そしてEXモデルとしては、また有名なメカとしては、ディテールと仕上げが少し物足りないというだけで、そこまでひどいキットというほどでもなく、1000円クラスの普通の自動車キットのような感覚、といったところでしょうか。

結論としては、キット自体は期待よりも普通ですが、デザインはやっぱりカッコいいということ..
物足りなさは残るけど、バットモービルはバットモービルですから :-)

1/35 バットモービル バットマンビギンズVer. | 2005.6 | ¥3,500 | 1/35

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。