フィギュアライズ ラボ

Figure-riseLABO ホシノ・フミナ

Kit Review

素組み + シール

このキットは、Figure-rise LABOシリーズ第一弾として発売されたホシノ・フミナです。
Figure-rise LABOは、上半身のみを再現していたFigure-rise BUSTを全身へと拡張したコンセプトのラインナップです。精巧なレイヤードインジェクションを用いた顔の造形方式はFigure-rise BUSTと同様です。最大の違いは、全身を再現するにあたって、胴体と脚の肌色部分にもレイヤードインジェクションを採用した点で、オレンジがかった脚の上に薄く肌色の成形色を重ねた二重成形の形態となっています。

ご存知の方も多いと思いますが、CGで再現するのが難しいもののひとつが人間の肌でした。肌というのは単純に表面の色があるだけでなく、半透明の状態で皮膚近くの血管や組織が透けて見える形をしているからです。プラモデルも同様で、半透明の肌色パーツの内側に赤みがかった骨格を配置することで、内部がほんのりと透けて見えるよりリアルな肌色を再現しようという試みがなされています。確かに単純な肌色成形色と比べると微妙な奥行き感はあるのですが、劇的に違うかと言われると、ちょっと微妙なところもあります。

そのほか、手軽な組み立てやすさや、ポニーテール部分だけが可動する完全固定式フィギュアプラモデルという点はFigure-rise BUSTと同じです。二重レイヤードインジェクションが採用された胴体と脚は、組み立て時にかなり固めです。上半身は従来のバンダイキットのようにサクサクと気持ちよく組み立てられるのですが、下半身はなんとなくスムーズではなく、力を入れないと組み合わさらない感じです。おそらく脚と胴体の場合、内部が空洞ではなくぎっしり詰まったレジンのような感触のため、クリアランス管理がうまくいっていないのかもしれませんが、その分ずっしりとした重量感があります。

結果的にバンダイの技術力を改めて感じられるキットではあるのですが…正直、フィギュア組み立て体験キット(?)のような印象も強いです。通常のフィギュアは塗装によって色を再現しますが、このように完全にプラ成形だけで完璧な色の組み合わせを再現したという点に意義があります。おかげで非常に鮮やかではあるのですが、色味の面では好みが分かれそうです。

そして、このキットが発売された1年後に「ザ・セカンド シーン」という名のカラバリキットが発売されました。単純に色が変わっただけでなく、成形技術もアップグレードされています。それに伴い、このキットは事実上生産終了となってレアアイテムになってしまいましたね。詳しい変更点については Figure-rise LABO ホシノ・フミナ[ザ・セカンド シーン]レビューをご参照ください。

いずれにせよ、内容のわりに価格もそこそこするので、フィギュアより安く作れるとも言いにくいですし…最新技術、特に成形技術だけでカラフルなフィギュアをサクッと組み立てる感覚が気になるという方にはおすすめできそうです。:-)

Figure-riseLABO ホシノ・フミナ | 2018. 6 | ¥5,500

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。