Kit Review
素組み + シール
素組み + シール
Figure-riseLABOの4作目として、ラブライブ!の南ことりが発売されました。正直このラインナップは「なぜわざわざ固定フィギュアを組み立てなければならないのか?」という哲学的な疑問を抱かせていたのですが、このキットに来てようやく、組み立てる理由がはっきりと見えてきた気がします。
まず、前作のようにレイヤード成形で作られる脚や髪といったパーツはなくなっています。顔と目にだけ従来と同レベルの(それでも見るたびに感心させられる)レイヤード成形が採用されています。その代わり、驚くほど高度な色分け技術が随所に発揮されており、フミナやミクよりもはるかに複雑になった印象です。おかげで組み立てる楽しさがさらに増していて、小さくて細かいパーツをひとつひとつ組み合わせながら華やかな完成品を仕上げていく達成感はかなりのものがあります。
各パーツにも高度な成形技術がふんだんに盛り込まれており、グロスインジェクションでキラキラ輝く風船、角度によって虹色の反射光を見せるスカート裏のパーツ、そして細かいパール粉が混ぜ込まれたペチコートなどが付属します。髪も多数の束をそれぞれ複数のパーツで組み合わせる構造になっており、かなりの立体感とボリューム感を見せてくれます。成形色自体も上品に仕上げられているため、素組みの完成度も非常に高いです。
こうして完成させると、いったいどうやってこのパーツ構成を金型で設計したのかと感心させられます。一言で言えば、バンダイの成形技術を誇示するために生まれたキットと言っても過言ではないほどです。顔の造形や外見の評価は個人の好みが大きく反映されるでしょうが、少なくとも独特の組み立て感と華やかな成形技術については認めざるを得ないキットですね。
いくつか残念な点を挙げると、ほとんどの一体型パーツ(腕・脚)はスライド金型で合わせ目なくきれいに成形されているのですが、一部のパーツは合わせ目が目立ってしまい、惜しい仕上がりになっています。脇腹あたりの合わせ目と背中のリボンがそれにあたり、特にリボンは上下分割になっているため、この部分が浮いて見えることもあります。別の分割方法にすればずっとよかったと思うのですが、きれいに処理された他の部位と比べると少し目立ってしまいます。
いずれにせよ個人的な評価としては、これだけの組み立て感と成形技術があれば、「組み立てるフィギュア」としての独自の魅力は十分にあると感じます。素組みだけで塗装ミスなく超きれいなフィギュアが作れるという点、そして同サイズのフィギュアよりも価格が抑えられているという点で、このキットならではの存在意義を見出せた気がします :-)
Figure-riseLABO 南 ことり | 2020. 2 | ¥6,500
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。