HGM RX-78GP03

HG メカニクス 1/550 RX-78GP03 デンドロビウム

Kit Review

素組み+スミ入れ+部分塗装

HGMシリーズは2001年に短期間展開されたシリーズで、1/550スケールでガンダムに登場する大型メカを対象としたラインナップです。実際には0083 スターダスト・メモリーに登場する3種のMA級機体のみが発売されるにとどまりました。

その第一弾がデンドロビウムで、ガンダム界において強烈なカリスマを誇る代表的な大型機体です。1/550というかなり小さくなりそうなスケールながら、設定上のサイズ自体が非常に大きいおかげで、適度なサイズに仕上がっています。メガビーム砲が長いので実際の全長は30cmに近い感じですが、本体自体は大きすぎず小さすぎない、ちょうどいいサイズ感です。

まず、デンドロビウムがインジェクションキットとして発売されたこと自体に大きな意義があると言えます。全体的なディテールは及第点といったところですが、色分けに関してはあまり丁寧とは言えません。そのため素組みだけではかなりスカスカな印象を受けます。上の写真のように各所に部分塗装を入れてやるとぐっと見栄えが良くなりますが、思ったより部分塗装のポイントが多くて…いっそベースをホワイトで吹いてグレー部分を塗装する全塗装と、手間的にはほぼ変わらないかもしれません。

それでもモールド自体はまずまずなので、なんとかディテールを引き出そうとスミ入れをしたのですが…色が濃すぎてかなり浮いてしまっている感もありますね。いずれにせよ、このキットは素組みよりも塗装を前提に購入するキットだと思います。グレーや赤い部分はすべて部分塗装しているのですが、それでも色を合わせてあるからまだ見られる仕上がりで、素組みのままだとちょっと…かなり厳しい感じです。

ギミック面では、設定上の機能のほとんどが再現されているのですが…ウェポン・コンテナオープン/メガビーム砲グリップ/クロー・アーム展開など、すべての部分が可動式ではなく差し替え式での再現となっています。耐久性の面では差し替え式のほうが丈夫ではあるのですが、少し惜しいところでもありますね。

HGMシリーズには1/550の小さなMSが2機ずつ付属しているのですが、このキットにはデンドロビウム収納用のGP03ステイメンとガブスレイ・テトラが入っています。白一色のソフト素材で成形されているため塗装が必要なパーツではありますが、サイズの割にディテールはかなり良好です。小さいものを塗装するのが好きな方にはとても興味深いアイテムですね。

実のところ、このHGMシリーズはなんとも微妙な立ち位置で…EXシリーズとの境界線がやや曖昧な面があります。もちろんEXほど緻密なディテールではなく、HGMシリーズはほどよくインジェクションらしいディテールではあるのですが…その代わりEXに比べて価格がかなり安いという利点があります。個人的な推測では…HGMの販売数がそれほど振るわなかったため、同様に大型化しそうな機体はEXに吸収されるか、後にガンダムコレクション・メカシリーズとして発売されるようになったのではないかと思います。EXは販売数が少ない分、価格を高めに設定したマニア向けのラインナップなので、金型代の回収という意味ではなんとかなるかもしれませんが…HGMはそのあたりがなかなか厳しかったのではないかと推測します。^^;

いずれにせよ、興味深いラインナップとして、EXや他のラインナップで発売された同種の機体よりも安価に入手できるというメリットがあります。そして何より、「デンドロビウム」ですからね。^^

HG メカニクス 1/550 RX-78GP03 デンドロビウム | 2001.7 | ¥1,500

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。