バンダイ史上最悪のキットとまで言われた新版VF-1もカラバリ展開が始まりましたが、その第一弾がロイ・フォッカー機です。本来はヒカル機に続いてすぐ発売される予定でしたが、VF-1ヒカル機が発売と同時に猛烈な批判を浴びたため、急遽発売を延期したとのこと。結局、初版のいくつかのギミックを修正した改修版としてロイ・フォッカー機が発売されました。
キット自体の99%はヒカル機と同じ構成なので、変形の流れや全体的な特徴については VF-1ヒカル機レビューを参照してください。外観上の変更点は、赤いパーツが黄色に変更され、バトロイドのコクピットカバーが黒くなった点だけです。また、パイロットもロイ・フォッカーに変更されており、ヒカル機とは服装とポーズが異なっています。
発売スケジュールまで延期して改修版として登場したロイ・フォッカー機、いったい何が変わったのかが最大のポイントですよね。
まず、ヒカル機初版で最大の問題だったバトロイド状態での胴体の保持力ですが、バンダイ製とはとても信じられないほどお粗末な出来でした。これを改善するため、脚部固定プレートを背中の内側に固定する固定ピンのギミックが追加され、さらに胴体中央にあたる機首後部と背中部分をつなぎ固定するパーツも追加されました。
結果として胴体の保持力はヒカル機初版に比べてはるかに向上し、ただ立たせておくことすら難しかった前作と比べると、確実にポーズを固定できるようになりました。^_^ 最初からこうしておけばよかったとは思いますが、そもそもおかしかったのは初版の設計そのものだったようです…。なぜあれほど呆れるほど胴体の保持力を考慮しなかったのか、そちらのほうがよほど理解に苦しみますね。単純に開発スケジュールが伸びすぎて、やむなく出来の悪い製品を出さざるを得なかったのでしょうか…。
加えて、新版VF-1の持病のひとつだった股関節の固定ギミックの甘さについては、ロイ・フォッカー機でも外観上の変化は見られませんが、股関節固定ピンの金型をわずかに改修したようです。少なくとも初版よりも固定部分の渋みが増した感じで、簡単にポロリしなくなったのは助かりました。立ちポーズやアクションポーズ時もほぼ問題なしです。
また、初版VF-1の大きなストレスポイントだった指パーツも新しいパーツに全面交換されており、おかげで初版のように絶え間なく指がポロリする事態は減った感じです。ただ、武器を持たせる際の角度が依然として決まりにくく、手のひらの武器固定用突起が機能しないのは相変わらずですT_T。結局、レビュー用の撮影では手のひらにガンポッドのグリップを接着剤で固定して撮影しました。握力の弱さは依然として残念ですが、指がポロリしにくくなっただけでも良しとします。
いずれにせよ、こうした細かな改善のおかげでファイターモード・ガウォークモード・バトロイドモードの保持力のバランスがそれなりに整い、ようやく変形を楽しめる3段変形キットになった感じです。ただし、致命的な部分がわずかに改修されたに過ぎず、キット自体が抱えるさまざまな不安定な部分は依然として残っています。最悪だった初版よりはマシになった程度であり、主要パーツを接着剤で固定しておかないと、変形や可動のたびにバラバラになる絶望感を味わうことになるキットです。
特に、翼が固定される背中パーツの前後パーツを接着剤で固定しておかないと、翼がどうしようもなくポロリし続けて分解と再組み立てを無限に繰り返すことになります。私はすでに初版でひどい目に遭っていたので、今回のロイ・フォッカー機を組む際は手の甲・胴体・腕脚など可動しないパーツのほとんどに接着剤をべったり塗ってしまいました。おかげで確かに扱いやすくなりましたね。
バンダイのVF-1はスナップフィットキットだと思って作ると、いろいろと痛い目を見ます。この点はご注意を ㅡ,.ㅡ
このようにいろいろと依然としてバンダイのキットらしくない不安定な部分はあるものの、VF-1ファンならまあ納得できるレベルには達してきた感じです。あの散々だった初版の改修版を待ち望んでいた方も多いと思いますが、少なくともこのロイ・フォッカー機からは最悪のストレスポイントがそれなりに改善されたので、ようやく作る気になれる仕上がりになったと思います。もちろんヒカル機も改修版として再発売されるでしょうが、初版はバンダイが全数回収すべきではないかとすら思います…。
結果的に、バンダイ最悪のキットとして歴史に刻まれかねなかった危機はなんとか乗り越えた感じなので…。購入を見合わせていたマクロスファンの方も、ロイ・フォッカー機からはそろそろ手を出してみることをおすすめします。もちろんだからといって過度な期待は禁物で、適度に接着剤を使うことが精神衛生上よいということを改めて強調しておきます :-)
1/72 VF-1S バルキリー ロイ・フォッカー機 | 2013.9 | ¥4,500
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。