Kit Review
素組み+部分塗装+スミ入れ
素組み+部分塗装+スミ入れ
バンダイのメカプラモラインナップに新シリーズが登場しました。Real Robot Revolution(R.R.R.)という名を掲げたシリーズです。その第一弾として1/48 レイズナーが発売され、シリーズ名が示すとおり、レイズナーやダグラム、ボトムズといった代表的なリアルロボット系キャラクターを最新の設計技術で生まれ変わらせようとするものと思われます。以前にもメカコレクションというシリーズ名でコンパクトなサイズのマジンガーやライデンなどを展開したことがありましたが、それとは明らかに異なる路線を歩んでいるようです。リアルロボットに限定しようとしている点も(もちろんその定義は少々曖昧ですが)、サイズもずっと大きくディテールもMGに匹敵するラインナップを目指しているようで、いずれにせよ歓迎すべきことですね ^^
RRRシリーズの第一弾であるレイズナーは、なんと4000円という中級以上のMG価格で、20cmサイズの大柄な1/48として発売されました。最新技術を取り入れるというシリーズのコンセプトに沿って、全身の色分けはMGクラスのクオリティを見せており、ベースの成形色もかなり高級感があります。ただし白の成形色は非常に良いものの、青は少し平凡、あるいは平均以下という指摘もあります。
もちろん単に最新の色分け技術が適用されているだけでなく、全体的なディテールや内部フレーム、ハッチオープン、コクピットのディテールなど、あらゆる要素がオールドファンには感動もののクオリティです。そしてコクピットが外部に露出する機体の特性上、コクピットとパイロットまで部分塗装してあげると見栄えがさらに映えます。:-) シール/デカールもなんと4種類もあって、全部貼り終えると非常に華やかなディテールになります。デカールは水転写式で入っていますが、MGのようにドライデカールにしてくれた方が良かったと思います。曲面の多いキットでもないので、わざわざ水転写にしてもユーザーとしては貼るのが面倒なだけではないかと感じます。
ところが、こうした新たに刷新されたクオリティとは別に、いくつか不満な点も見受けられます。まず可動域について…最新MGクラスの派手な関節の曲がりを期待していたわけではありませんが、それでもHG 1/144 SEED系にも及ばないような狭い可動範囲は明らかに不満です。むしろなぜここまで可動域を制限したのか少し疑問に思うほどで…もっと自然な可動を実現できたはずなのに、まるで開発者が「このキットは可動域が重要なキットではない!」と決め打ちして設計したかのように見えます;;; 優れた内部フレームやディテールのレベルと、中途半端な可動域がどうにもアンバランスです T_T
そして関節強度は非常に非常に高く、ガタつく箇所はないのですが…問題はやり過ぎなほど頑丈で、渋みが強いという点です。特に脚と胴体をつなぐ股関節部分がひどく渋くて、ポーズを取らせるのが大変なほどです。関節が頑丈なのは良いことですが、ここまで渋いのはやり過ぎではないかと思います。
このように可動範囲が狭く関節も非常に渋いため、アクションポーズの再現がやや残念なのは事実です。ポーズを取らせるのも簡単ではなく、取れるポーズも多くありません。特に説明書に載っているカッコいいポーズを再現しようとすると、スタンドが必須のように見えるのですが…4000円という高価格にもかかわらず、最近では当たり前のスタンドが付属していないのが最も残念な点です。スタンドさえ入っていれば評価がずっと上がったはずなのに。こうした低い可動域と渋い関節にもかかわらず、立ちポーズで飾ったときの存在感はかなりのもので、手に持ってみても重厚でしっかりした感触がなんとも言えない満足感を与えてくれます。
またプロポーションについては好みが分かれるところで、もともと少しずんぐりしていて頭が大きいデザインなのでそのせいもあるでしょう。原作の大頭イメージ(-_-;)をうまく再現していると思いますが、デザイン単体で見るとあまり洗練されているとは言えないかもしれません。それでも旧キットのレイズナーと比べれば格段に洗練されたディテールで、オールドファンにとってはそれなりに満足できるプロポーションになっているのではないでしょうか。
ディテール面で言えば旧キットとは比較にならず、フレームなどを見るとHGクラスをはるかに上回るレベルです。ただなぜかMGクラスには一歩及ばない印象があります。最新のMGと比べるとなおさらで、だいたい90年代末のMGクオリティに近い感じでしょうか。いずれにせよHGとMGの中間くらいのクオリティです。
ボリュームだけ見ると4000円という価格は割高に感じられるので、値段に不満を持つ方もいるかと思います。ただ、バンダイとしてもRRRシリーズがMGのように広く大衆向けになるとは見ていないようです。開発費に対して販売数が見込めないとなれば、どうしても価格を高めに設定せざるを得ませんからね。結局、買う人は買うという計算なんでしょう -_-;
結果的に惜しい点もありますが、それはオールドファンの期待が大きかったからこそではないかとも思います。これだけ大きなスケールに、これだけのディテールと内部フレーム、そして優れた色分けを備えた往年のメカと再会できるというのは、それだけでオールドファンにとっては胸が躍る体験ですからね。いずれにせよ、第一弾としての出来もさることながら、今後どんなリアルロボットたちが最新技術で生まれ変わるのか、非常に楽しみなラインナップです。:-)
R3 1/48 SPTレイズナー | 2006.9 | ¥4,000
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。