HGUC RX-78GP02A

HGUC 1/144 ガンダムGP02A サイサリス

Kit Review

素組み+スミ入れ+部分塗装

素組み写真

GP01、フルバーニアン、GP03にデンドロビウムまでHGUCで出てから、ずいぶん間を置いてようやくHGUC GP02 サイサリス(通称サルサリ)が発売されました。もちろん、遅れて出た分だけ最新技術の品質を持って生まれてきたわけですが^^

実のところ、既存の1/144 0083プラシリーズはあらゆる悪評を一身に背負った気の毒なラインナップです。バンダイ社内では開発チームの内部事情が複雑な時期に無理やり出してしまったせいで品質が悪かったと言われていますが、いずれにせよ購入者の立場からすれば、OVAシリーズの中でも人気の高い0083のキットが昔あんなひどい出来で出てきたというのは、なんとも残念な話でした。旧キット1/144 0083のガンダムはプロポーションも最悪で、成形状態や色分けなどあらゆる面で、むしろ前作の0080より劣っていましたね。

このキットが発売された1991年当時、リアルタイムで一話ずつ公開されていた0083のアニメを楽しんでいた私は、キット発売と同時にすぐお店に走って買いに行ったんですが……箱を開けて首をかしげ、作ってみて絶望した記憶が鮮明に残っています。おかげで0083ラインナップは、私が持っている数少ない全塗装ガンプラになりましたけどね^^;(塗装しないとどうにも見られたものじゃなくて……)

その後バンダイさんは1/100 MGラインナップを通じて0083の主要ガンダムを大幅にアップグレードしてくれて、HGUC 1/144ラインナップでもGP01/FBと03まではそれなりに良い品質で出してくれました。そして空いていた大きな穴……旧キット1/144 0083ガンダムキットの中で最悪と呼ばれていたGP02については、やはりもう少し慎重にアプローチしようとしていたようです。散々叩かれていた分、GP02だけは特別にもっとカッコよく作ってやろう……まあそんな感じだったんじゃないでしょうか。

結果的にHGUC GP02は、サイサリスのガンプラの中で「決定版」と呼んでも差し支えないと思います。MGサイサリスも圧倒的な存在感と侮れないディテール、迫力などで優れたキットではあるんですが……アニメのイメージに比べて頭が小さすぎて、ダイエットでもしたかのようにスリムすぎるという指摘が多かったですね。HGUCサイサリスは、やや短めなアニメのイメージを最大限に活かしながらも不自然ではないプロポーションで、ちょうどいい塩梅にうまくまとまっている感じです。(もちろん評価は人それぞれの目によって変わりますが)

特にMGで最も指摘が多かった部分がシールドで……MGではシールドがあまりにも大きくて重い上に保持力も弱くて、ほとんど持たせていられませんでした。そのため多くの方がいろんな方法で改造に改修に補修に……とにかくそれだけ叩かれていたシールドの固定問題が、HGUCサイサリスではすっきり解決されています。

まずシールド自体がMGより小さくて軽いので負担が少なく、心配されていた手パーツとの接続もとても頑丈で、重いものを持つのに適するよう腕の関節も特別に硬めに作られています。この3つが組み合わさることで、スタンドに本体をぶら下げてもシールドが落ちるようなことはなくなりました!MGサイサリスを作ったことがある方には、感動的なポイントではないでしょうか。

全体的なディテールも、MGに比べて決して見劣りしないすっきりとしたディテールを見せてくれます。肩バーニアの連動ギミックもMGのようにしっかり再現されていて、核バズーカの接続方式や収納可能なスコープまで、MGでできることはだいたい全部できます。(もちろんコクピットハッチオープンやバックパックへの核弾頭収納機能はありませんが^^;)全身の関節は他のキットより若干硬めで、ガタつく箇所は全くない感じ。むしろ腕の関節はシールドを意識してか、非常に頑丈に作られています。

そして、もともと宇宙空間での活躍が重要な機体だったこともあり、より自然なアクションポーズを再現できるようにスタンドも標準で付属しています。写真でご覧のとおり、躍動感という面でスタンドの活用度は非常に高いです^^

残念な点といえば、やはりスケールが小さい分だけ色分けが少し物足りないことです。顔のダクトとバルカン部分はシールで処理するようになっていて(本レビューでは写真のとおり部分塗装で仕上げています)、特に決定的なポイントとも言えるシールドの黄色いダクト4つが全く配慮されていません。正直、少し気を使えば十分に色分けできたはずなのに、やはりHGUCというグレードの限界は守りたかったようです;;仕方なく、素の状態に近い形でお伝えするレビューを心がけていますが、シールドのダクトだけは白ベース+黄色で部分塗装を施しました。(いきなり黄色を塗るとベースカラーが透けて濁って見えるのはご存知ですよね?^^;)

それからもう一点……ビームサーベルがうまく持てません(-.-;;)ビームサーベルのグリップが手の穴より細くて、簡単な手直しなしには固定できずにずるずると落ちてきます。妙なところにミスポイントがありますね。まあ些細なことではありますが……^^;

いずれにせよ、遅れて出た分だけ満足のいく品質と頑丈な関節強度、細やかなディテール、原作に近いプロポーションなどを備えた、作っていて楽しくすっきりとしたキットです。少なくとも旧キットとの15年の差は確実に感じられる、旧キットに失望した方々への最高のプレゼントですね。HGUCにしてはかなりボリューム感があって、それなりにスペースも取りますが^^;

さて……次はガブスレイに期待してみましょうか、ふふ……

HGUC 1/144 ガンダムGP02A サイサリス | 2006.7 | ¥2,200

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。