Kit Review
素組み
+ スミ入れ
頭部上の丸いレーダーのような部分は固定ピンを使って回転させることができます。
ただ、この固定ピンがポロリしやすい傾向があって…。
胴体に頭部を取り付けているときはバックパックの支えに隠れて外れないんですが、
モノアイを調整するために頭部を外す際に、うっかり一緒に外れて転がっていくことが多いので注意が必要です。
素組み
+ スミ入れ
頭部上の丸いレーダーのような部分は固定ピンを使って回転させることができます。
ただ、この固定ピンがポロリしやすい傾向があって…。
胴体に頭部を取り付けているときはバックパックの支えに隠れて外れないんですが、
モノアイを調整するために頭部を外す際に、うっかり一緒に外れて転がっていくことが多いので注意が必要です。
突然再開されたHGUC ZZのラインナップは、ついにアイザックまで引っ張り出すことになりました。古い金型の使い回しキットではあるんですが、同じような使い回しであるシュトゥルム・ディアスに比べて、なぜか嬉しく感じるアイザックです。なぜかと考えてみると、やはり昔アカデミー版アイザックを作っていたオールドファンの心をくすぐるからじゃないかと思いますね…。
まずこのキットはシュトゥルム・ディアスと同様に、HGUCの中では旧キットに属するハイザックの金型をほぼ流用したキットです。正確には、HGUCハイザックのほぼ全ランナーが成形色だけ変えて入っており、追加パーツ用のランナーが加えられているキットです。ただ、まず最初に目につくのは…たった1枚ランナーを追加しただけで価格をなんと600円も上げているという点です。なんと9年ぶりの再利用なのに、ランナー1枚で1000円が1600円になるとは…。
もちろん物価上昇分を考慮すれば…と言えなくもないんですが、価格がいくらかはさておき、出してくれただけでもありがたいという気持ちもあります。おそらく大きな販売数が見込めるアイテムではないので、こういう価格設定になったのかもしれませんし…(つまり買う人は買う、ということで)。EXシリーズのことを思えば、それでもまだマシだという気もしますね。
ともあれ…アイザックは英語でEWACザックと言い、一般的にはそのままアイザックと呼ばれてきた機体です。EWACは軍事用語でElectronic Warfare Aircraft Commanderの略称です。日本語にすれば電子戦空中指揮機?まあそういった意味なんですが、丸いレドームを載せて飛ぶ哨戒機のように、レーダー探知のための電子戦装備の一種を意味しています。
個人的には実はレーダーを専攻していて…しかもミリタリー系なので…いろいろ言いたいことはあるんですが、簡単に説明すると、あの丸い装備自体はレーダーではなくレドーム(radome)といって、鳥の糞や気象から内部のアンテナを守るためのプラスチックカバーです。(電磁波は金属を透過できません)通常PPI(Pulse Position Indicator)といって、映画で見るような丸いモニター画面の中で棒状のアンテナが回転しながら「ピー…ピー…」と全方位を探知するシーンを見たことがあると思います。あの丸いカバーの中では回転式アンテナが回りながら360度全方位の探査を行っています。イージス艦にも丸いレドームが付いていますが、あちらは回転式ではなく、数百本のアンテナを二次元に配列したフェーズドアレイアンテナという固定ビームスキャニングレーダーを使っています…。
あ、もちろん現実のEWACシステムがそうだということで…ガンダム世界のレドームの中に何が入っているかは誰にもわかりません。おそらくデザイナーも丸いデザインだけを参考にしたんだと思いますが。それに宇宙空間でプラスチックで覆っただけのレーダーを持ち歩く機体なんて、戦闘には完全に不向きじゃないかと思います。(かすっただけで粉砕~)
ところでよく考えてみると…ミノフスキー粒子で電磁波が無効化されているガンダム世界に、なんでレーダーが!?という疑問が湧くのは当然なんですが…これには複雑な裏事情があります。一体どんな経緯なのか気になる方は、 Zakurerさんがまとめてくださった記事のリンクをご参照ください。
設定の話が長くなりましたが、キット自体は過去のHGUCハイザックの長所と短所をそのまま受け継いでいます。初期HGUCということで旧キットに近いキットなんですが…合わせ目もしっかり出ますし、可動域もまあそれなりです。幸いポリキャップが特にゆるいわけでもないので、後頭部があれだけ大きいにもかかわらず、胴体の重心を少し前に持ってくれば安定して自立できます。このキットの最大の美点は「後ろに倒れにくい」ことじゃないかと思います。
胴体が明るい水色系で成形されているため、色分けされていないライフルと手首部分がかなり浮いて見えます…。もともと設定上、別途武装を持つよりも両拳を握りしめて立っているスタイルが似合うキットなので、武装はあくまでおまけといったところですね。
構造的には確かに旧キットらしさがありますが…プロポーションは1/144にしてはなかなか良い方だと思います。デザイン上、顔がおじいちゃんトランスフォーマーみたいな顔つきではありますが、見方によってはそういう「垢抜けない」感じがアイザックのようなマイナーアイテムの個性になり得るとも思えます。
いずれにせよ、レドーム付きの頭部ひとつだけで確実に目を引く個性のあるキットです。クオリティだけで見れば最新キットには及びませんが、オールドファンに昔の懐かしさを呼び起こすには十分なキットでもありますね :-)
HGUC 1/144 アイザック | 2009.6 | ¥1,600
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。