Kit Review
素組み
射撃ポーズ
素組み
射撃ポーズ
2003年のスーパーロボット大戦シリーズから始まったコトブキヤのメカニックインジェクションラインナップに、2005年よりアーマード・コアが新たに加わりました。こちらも人気ゲームのメカニックをテーマにしたもので、その第一弾としてミラージュ C01-GAEAが発売されました。
コトブキヤのアーマード・コアシリーズは極めて細かいパーツ分割で知られていますが、第一弾のGAEAからして只者ではないパーツ分割を見せています。メカニックインジェクションキットの中でもこれほど凄まじい分割は他にないんじゃないでしょうか。コトブキヤのゾイドシリーズもパーツ数では引けを取りませんが、パーツのサイズや分割の細かさという点ではやはりアーマード・コアシリーズが頭一つ抜けています。
単純な色分けのためのパーツ分割だけでなく、デザイン上に凹凸や曲面がある部分は容赦なくパーツが分割されていて、立体感はなかなか優れていると思います。金型のモールドで立体感を出すというより、パーツそのものを立体ごとに細かく分割して組み合わせることで立体感を生み出している、という感じでしょうか。特に直径1mmにも満たないような極小パーツはゲート処理も大変ですし、紛失のリスクも高いです。
このキットも他のコトブキヤキットと同様にスナップフィットを採用しており、接着剤なしでもほとんどのパーツはしっかり組み合わさります。問題は保持力が弱くてパーツが外れたり分解しやすいことで、主要な部分は接着剤で固定することを強くおすすめします。スナップフィットだけに頼っていると、アクションポーズをとらせる際にあちこちからパーツがポロリしてしまうことがありますし、特に床に落とすなど大きな衝撃を与えると、キットがバラバラに分解してしまうという経験をすることになるかもしれません.. ただでさえ小さなパーツが多くて気を遣うのに、力がかかりそうな部分や、実際に組んでみて保持力が弱くてすぐ外れそうだと感じたパーツには、接着剤を使うのが必須です。
幸いなのは、ガンプラのように合わせ目に接着剤を塗る必要はほとんどなく、スナップフィット用に設けられた内部のピンに接着剤を塗るだけで十分しっかり固定できることです。接着剤の跡も残らず、塗るのも簡単です。いずれにせよ、適切に接着剤を使ってしっかり仕上げてしまえば、かなり安定感を感じられるキットになります。
アーマード・コアシリーズ自体がメタリックなメカニックというコンセプトなので、成形色のほとんどがメタリックカラーになっています。ただ、全体的にプラ素材の問題なのか、正直なところ成形状態がそれほど良いとは言えません。ウェルドラインも多く、質感もやや粗い印象があるため、成形色にはあまり期待しない方がいいかもしれません。とはいえ色分けは非常に優れていて、一貫してメタリックな色調を追求しているので、適度な照明の下で見るとかなり様になって見えます。
初期のコトブキヤキットはポリキャップが全体的に頼りない傾向がありましたが、GAEAも少し不安な面があります。股関節のポリキャップの固定が少し弱く、可動中にポロリすることがあったり、あちこちのポリキャップの強度が心もとない箇所もあるので、無理な可動は控えた方がよさそうです。関節強度も少し微妙で..立ちポーズでは全く問題ないのですが、アクションポーズをとらせると何となく不安な気持ちになることもあります。
可動域は意外なほど良好なのですが、こうした不安定なポリキャップのせいで無理に動かすのはおすすめできません。どうせ武装も一つしかないので大きく決まるポーズもそれほどないのですが、それでもうまくポーズを決めてやるとなかなか存在感のあるキットでもあります。
いろいろな意味で、アーマード・コアインジェクションシリーズは独特なラインナップです。ガンプラを作り慣れた人が組むにはそれほど難しくはないのですが、ガンプラと比べると難易度があるぶん、むしろ面白いと感じます。なんというか、昔ながらの組み立てキットを作っているような感覚もちょっとあって、挑戦意欲も湧いてきます。同じくらいのボリュームのガンプラと比べると組み立て時間が2〜3倍ほどかかりますが、そのぶん長く楽しめるキットとも言えます。いずれにせよ、細かいパーツをひとつひとつ集めて、目まぐるしいほど複雑な構造物として組み上げていく醍醐味があります。
こういったマニアックなインジェクションラインナップを企画したこと自体、「さすがコトブキヤ!」と思わず唸ってしまうキットで、第一弾のGAEAからしてハードコアなキットの特性を存分に見せてくれています。「おすすめ」というより、「挑戦してみて」と言いたくなるキットです。:-)
※参考までに、初期のアーマード・コアキットであるGAEA/クレスト/セレナのキットは、ポリキャップとボックスアートが改修されたバージョンが発売されています。現在市場に残っている製品があるとすれば、ほとんどが改修版で、ポリキャップの安定性が多少改善されたバージョンのはずです。本レビューは初版を対象にしたものであることをご参考ください。
ミラージュ C01-GAEA | 2005. 12 | ¥2,800
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。