Kit Review
素組み
素組み
序盤の勢いとは打って変わって、途切れてしまいそうに見えたオリジナルフレームアームズシリーズが再開されました。フレームアームズという共通フレームベースの企画を立ち上げておきながら、いざとなるとオリジナルシリーズよりもボーダーブレイクやクロスフレーム―ブレイクブレイド用としてフレームが流用されていたんですよね。
今回発売されたSA-16d クファンジャルは完全新規の機体ではなく、スティレットと同じ素体ベースのバリエーション機です。スティレットと比べて全体的にスリムな仕上がりで、成形色がブラックとオレンジの強烈な配色なので、キット全体の印象は大きく変わっています。スティレットとは異なり目の部分とノズル部分が塗装済みで、成形色の質感もかなり向上しています。
実のところ、スティレットや32式1型 轟雷といった初期のフレームアームズキットは成形色がちょっと残念でした…。コトブキヤらしくなく色分けも不十分で塗装箇所もほぼなく、とにかく購入意欲が高まるようなキットではなかったんですよね。それに比べてSA-16d クファンジャルは成形色の面でかなり改善されてはいるんですが、それでもコトブキヤらしくなく色分けがいまひとつなのは変わりません。特に肩のダクトなんかはパーツ自体が分割されているので、設定色どおりオレンジで成形することは十分できたはずなのに、そのまま真っ黒な色で出てきてしまっています。ちょっと惜しいところです。
素体の特性はフレームアームズベースの他のキットと同じで、なかなか良好な可動域を活かしたアクションポーズが楽しめます。関節強度は若干不安なところもありますが、たいていのポーズをとるには問題ありません。ただ、フレームアームズ自体が組み立て済みで入っているとはいえ…保持力が弱いので、できれば関節部を一度バラして接着剤を塗り直したほうがいいというのは相変わらずです。半組み立て済みキットのくせに、組み立て済みの部分が弱くて分解・再組み立てが必要というのは、なんだかモヤっとしますよね?^^;
このキットにはスティレットのパーツもすべて同梱されているので、スティレットへの組み替えも可能です。また脚部中央を反転させてアーマード・コア ネクストのような逆関節形態での再現もでき、手首パーツも8個付属するなど、なかなか豊富なオプションが用意されています。こうして実質的なパーツ数が増えた分、価格も3,000円から3,600円へと若干値上がりしました。
フレームアームズのオリジナルキットは、いわば独自デザインの機体なので、デザインがキットの命といえます。デザイン自体はなかなかいい感じなんですが、コトブキヤ得意のこだわった色分けが活かされていないキットなので…ポジションがちょっと中途半端な印象を受けます。色分けさえしっかりしていればかなりおすすめできるキットなんですが、とはいえキット全体の品質は接着剤が必要という点を除けばなかなか良好といえるでしょう :-)
SA-16d クファンジャル | 2010.7 | ¥3,600
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。