コトブキヤ ラインバレル

ラインバレル

Kit Review

素組み

アニメ「鉄のラインバレル」に登場するメカ、ラインバレルのプラモデルはコトブキヤが担当することになりました。その第一弾は当然ながら主役機のラインバレルです。まず、このキットはコトブキヤにとってかなり記念碑的なキットになりそうです。

まず組み立て前のランナーの段階で2つのことを感じることができましたが、成形色とモールドのシャープさが大きく進歩したキットのようです。中国工場で外注生産されるコトブキヤキットの特性上、どうしても全体的なモールドがやや甘く、成形色が鮮明でない傾向がありました。尖った部分は非常に鋭いのですが、エッジの立っている部分のシャープさが今ひとつという感じでした。

ところが…コトブキヤ製ラインバレルは、まずこの2点がバンダイ製キットにほぼ匹敵するか、ほぼ同等のレベルです。非常に濃くて鮮明で、しかもムラのない白色といい…黄色・赤色ともに顔料をたっぷり混ぜているのか、成形色が本当に鮮やかです。以前のコトブキヤ製キットとは明らかに異なる差が感じられます。モールドもくっきりとエッジが立っていて、十分に精巧という印象を与えてくれます。

また組み立ててみると、ポリキャップの安定性と関節強度がいまひとつだった過去のコトブキヤ製キットとは異なり、全体的に関節強度が優れている方で、ポーズがよく決まります。股関節部分が少し不安定ではありますが、とにかくアクションポーズを取りやすく…

決定的なのは可動域が非常に優れているという点です。ただ飾っておく造形物というイメージが強かったコトブキヤ製キットではありませんでした!
まず写真でご覧のとおり、腕脚の二重関節によってほぼ完全に折りたたんだポーズが再現でき(サイズがHGUC相当であることをお忘れなく――)、1/100やMGクラスに採用されるようなコトブキヤ独自の股関節可動補助ギミック、そして柔軟な腰部と肩関節を披露しています。さらにバンダイがよく使うフロントスカート分割可動のための簡単改造ギミックまで採用されています。

結果的にはMGクラスの可動域を備えたHGUCクラスのサイズのキットとして、以前のコトブキヤとは次元の違うアクションポーズを再現することができます。そこで重要なのは、ポージングがしやすいという点です。可動域が広くてもポーズが決めにくいキットがある一方、ラインバレルは可動域も広くポーズも決めやすいAクラスの可動域を見せてくれます。正座がここまで自然に再現できるコトブキヤ製キットは初めてです。さらに付属の専用スタンドを活用すれば、より一層ダイナミックなポーズの再現が可能です…

もちろん、最高クラスのバンダイキットと比べればまだ改善すべき点が少なくはありませんが、1/144ヒュッケバインでメカニックプラモデル市場に参入してから5年間で積み上げてきたコトブキヤの着実な進歩には拍手を送りたいと思います。パチパチパチ。

いくつか残念な点を挙げると、スタンドとテイルの接続部の固定が少し弱くてスタンドがすぐにポロリしてしまう点、股関節の保持力が少し物足りない点などがあります。それからもう一つ…コトブキヤもスナップフィットを謳っていますが、実際には接着剤なしで組み立てるのが少し難しいのが正直なところです。このキットも接合のために接着剤が必要な箇所が少なくありません。もちろん接着剤で固定してしまえば頑丈なキットなのですが、スナップフィット技術というのは精巧な金型に基づくテクニックである以上、簡単にバンダイに追いつくのは難しそうですね。

結論として、これまでのコトブキヤ製キットの中で最も高品質なキットですが、きっとこれからもさらに進化していくことでしょう。コトブキヤ製の問題はやはり常に価格ですが、いずれにせよラインバレルのアニメを楽しんで観た方には非常におすすめのキットです。もちろんアニメと関係なく、素組みだけでも素晴らしいカラーリングだったり、なかなかスタイリッシュなデザインだったり…という点でもメリットのあるキットです。とにかく、コトブキヤ、ファイトです!これからも素敵なキットをよろしくお願いします!^^

ラインバレル | 2008. 10 | ¥3,800

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。