Kit Review
素組み
素組み
独特なメカのキット化が得意なコトブキヤが、今回は「シドニアの騎士」という漫画に登場するツグモリ(衛人)を製品化しました。
まず「シドニアの騎士」は弐瓶勉原作の漫画で、最近アニメ化されたことも相まって急速にファン層を広げている最新SFコミックです。「ガウナ」と呼ばれる正体不明の宇宙生命体に地球が滅ぼされ、宇宙へ逃れた移民船がこのガウナと戦うために作り上げた兵器がツグモリという設定です。全体的にマクロスとエヴァンゲリオンを彷彿とさせるストーリーで、いろいろと独特かつ不親切(!)な世界観が話題を呼んでいる作品ですので、気になる方はぜひ探して読んでみてください。
とにかく何となく白っぽい色合いで、角張ってひょろっとしたメカではあるのですが、まるでエルガイムを思わせるような独特なデザインです。武装としては細長い槍状のカビザシと、前腕に装着する収納式人工カビザシが付属しており、この「カビザシ」はガウナを倒せる唯一の攻撃武器という設定になっています。
可動域は思ったより優れているのですが、関節の動かし心地がいまひとつで、ポーズが取りやすいキットとは言えません。なんというか、ゆるくはないのに可動がスムーズじゃない感じとでも言いましょうか。特に関節強度のバランスが悪く、可動中に腕部がポロリしやすい点は少々ストレスを感じます。
そのほか、2機のツグモリが互いに手を交差して握る「掌位」のためのカップル用ハンドパーツが付属しますが、これにはツグモリキットが2個必要なため、別途写真は撮れませんでしたのでご了承ください。高重力歩行形態への変形も再現されてはいるのですが……変形の工程があまりにも単純すぎて、再現されていると言うのも少し恥ずかしいレベルですね ^^;
また、スナップフィットの完成度や金型・構造設計の面では、コトブキヤキットの中ではかなりよくできている部類で、バンダイキットにかなり近い印象を受けます。なんというか、コトブキヤにしては不要なパーツを最小限に抑えたパーツ構成のキットという感じです。
まとめると、独特な最新メカがそれなりにすっきりとキット化されたことに意義のある製品で、カビザシ・掌位・高重力歩行形態といった作中の細かい設定をうまく再現している点がメリットです。またコトブキヤキットの中では価格に対してサイズが大きめな点も、なかなかの長所と言えそうです。可動域も優秀で関節もゆるくない点は良いのですが、動かし心地がよくない点は惜しいところです。
基本的には「シドニアの騎士」のファン向けのマニアックな製品ですが、これを機に新しい世界観の漫画にハマってみるのも良いかもしれません。私もレビューのために初めてこの漫画を調べて読んでみたのですが、意外と魅力があります。特にエヴァンゲリオンが好きな方にはおすすめです!
一七式衛人 白月改 継衛 | 2012. 7 | ¥5,800
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。