コトブキヤ ゾイド HMM

EZ-036 デススティンガー

Kit Review

素組み

ゾイドファンが最も待ち望んでいたキット、デススティンガーがついにコトブキヤHMMシリーズのインジェクションプラモデルとして発売されました。価格も14800円という強烈な値札を付けて登場したわけですが、いざ箱を開けてみると6000〜8000円台のキットで使われるような標準的な中大型ボックスで、少々衝撃的でもあります^^;

思ったより小さな箱を開けてランナーを取り出してみると、価格なりに多くのランナーが入っているものの、床に並べてみても7000〜9000円クラスのゾイドキットとさほど変わらない量で、再び落胆することになります。まず第一印象として、キットのクオリティとは別に、パーツのコストパフォーマンスが最悪という感覚が先に来てしまいます。バンダイなら半額の7000円以下で出していたでしょうに…

ところが、一つひとつ組み立てて完成させていくうちに思わず感嘆の声が漏れてきます。これまでのコトブキヤゾイドとは次元の違うクオリティを見せてくれるキットです。まずスナップフィットだけでもしっかり組み上がり、独特のきつい組み心地もかなり改善されて組み立てがずいぶん楽になりました。素材も柔らかくなってゲート処理もしやすく、何より内部フレーム構造に装甲を一枚一枚着せていく組み立ての手応えがたまりません。

特に機体全体に数多くの関節が付いているため関節強度が心配なキットですが、完成後もどこ一つ緩いところなくしっかり締まった関節には感心せずにいられません。硬すぎず緩すぎない、最高の関節強度を実現しています。以前の大型ゾイドは重要な関節部が自重に耐えられず不安定なことが多かったのですが、デススティンガーの関節強度はまさに「完璧」と言えるレベルです^^

この頼もしい関節強度を土台に、クローや8本の脚、尻尾の関節も柔軟に可動するため、サソリメカとして再現できる多彩なポーズが取りやすく、ポーズを決めた後の保持力も満足のいく仕上がりです。長年コトブキヤキットを作り続けてきた私でも、突然のクオリティアップに戸惑いを感じるほどです。工場の射出成形機を新型に入れ替えたのでしょうか?;;

機能面では、クロー内側のリニアキャノンの展開、頭部カバーのオープン、ゾイドコアの再現、尻尾武装部の展開など、さまざまなギミックが忠実に再現されていますので、詳細は上のレビュー写真をご覧ください。こうした機能もさることながら、全身にわたってフレーム構造を再現している点、特に胴体フレームのディテールの精巧さと立体感には高く評価したいと思います。

このように、組み立て感・完成後のビジュアル・可動域および関節強度といったクオリティ面において、コトブキヤHMMゾイドシリーズ屈指のキットと呼べるのではないでしょうか。いや、コトブキヤキット全体を通じても最高レベルの満足感を与えてくれるプラモデルではないかと思います。皮肉なことに、内容物を考慮したコストパフォーマンスは過去最悪のキットになりそうですが。

問題点はただひとつ、14800円という高い価格です。いくらクオリティが高いとはいえ、内容物に対して割高なのは否定できないでしょうT_T 品質への自信の表れだったのでしょうか?私の場合も、箱を開けての撮影・組み立て・完成後のレビュー撮影まで合わせておよそ8時間しかかからないほど、価格の割に作業時間が短い部類でした。これは通常の4000円のMGひとつをレビューするのにかかる時間の半分にも満たないレベルです。

いずれにせよ、価格は高いものの完成品のクオリティは確かなキットですので、思い切って購入さえすれば結果には十分満足できると思います。ゴジュラスやアイアンコングといった他の高価なHMMゾイドでは味わえなかった、あの頼もしい剛性感をぜひ体感してみてください。:-)

EZ-036 デススティンガー | 2015. 12 | ¥14,800

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。