MG Type-J9

MG 1/35 TYPE-J9 グリフォン アクアタイプ

Kit Review

素組み+スミ入れ+デカール

イングラムに続いて、自然な流れでライバル機のグリフォンが発売されました。原作ではバックパックにアクアパックを装備したタイプとフライトパックを装備したタイプの2種類がありますが、水中用のアクアパックが先に発売されました。オプションパックのアクアパックはバーニアの色分けもしっかりされており、内部フレームも丁寧に再現されています。

まず最初にMG グリフォンを組み立てると、その圧倒的なサイズに思わず驚かされます。もちろん設定上はガンダムよりずっと小さいのですが、1/35というスケールのせいでキットのサイズが面食らうほど大きいんです。約25cmという巨大な体格で、MGの中でも屈指のボリュームを誇るサザビーと肩を並べます。上の比較写真を見ていただければわかりますが、たいていのMGは大人と子供を見るように、はっきりと差がついて見えます。

次に驚かされるのが、エナメル革靴のように光沢処理された外装装甲の表面仕上げです。上の写真では室内照明の特性上、光沢が十分に伝わりにくいのですが、実物を見るとかなりツヤッツヤに輝いています。いわゆるグロスインジェクションと呼ばれるもので、金型に特殊加工を施して表面を滑らかに仕上げたものだそうです。とにかく表面が非常になめらかで、光の反射が眩しいほどです。その後のMG キュベレイ Mk-IIでもこの工法が採用されましたが、グリフォンの方が元祖です。ゲート跡さえなければ塗装しなくても色味が素晴らしいキットで、コンパウンドをちょっとかけるだけでカーモデルのような鏡面光沢が出せそうです!!

また、MG イングラムのレベルを超えて、グリフォンはさらに上のディテールを見せてくれます。写真でご覧のとおり、アクア・バックパックのフタを開けると内部メカが繊細かつボリューム感たっぷりに再現されています。脚の内部フレームやシリンダーもそうですし、コクピット内部のディテールもそうで、なんとなくイングラムより手が込んでいる印象を受けます。特に無色クリアで成形されていてクリア塗装が必須だったイングラムのクリアパーツと違い、グリフォンはすべての透明パーツが設定色(赤・オレンジ)のクリア成形色で仕上げられているので塗装不要です。イングラムも最初からそうしてくれればよかったのに…。

可動域の面でもイングラムを上回っています。関節の可動域は、腕は構造上完全に折りたたむことができ、脚も120度程度曲がるハイレベルな可動域を実現しており、比較的ダイナミックなポーズの再現が可能です。足首もより柔軟で延長ギミックも備わっているため、接地も大幅に向上しています。ただしイングラムと同様、フレーム状態での優れた可動域が、装甲を着せた後は関節カバー用のゴムのせいで可動範囲が狭まってしまいます…ゴムの弾力が強すぎますよ;; T_T

またイングラムと同様、関節部がポリキャップではなくABSの渋みに頼っているため、関節全体がかなり固めです。動かすたびにギシギシと音を立てながら動くのですが、ガタつく箇所は一切ないのは幸いとも言えますが、可動させるたびに少し気を遣います…;;

プロポーションはMG パトレイバーシリーズらしく、非常にスタイリッシュにまとまっています。まず25cmというサイズのサザビー級大型キットだけあって体格で圧倒し、グロスインジェクションの光沢成形面でさらに圧倒し、スラッとした立ち姿でまた圧倒してくれます。武装が一切ないので身振りだけでアクションポーズを取るしかないのですが、もともとのスタイルが非常に強烈なので、少しポーズを付けるだけでもかなり威圧感のある雰囲気を醸し出します。

またMG イングラムでは可動時に関節がポロリしやすい問題がありましたが、その問題点はグリフォンも同様です…腰関節も同じようにポロリしやすく(-_-)、特に肩部分の関節が可動中に非常にポロリしやすい傾向があります。肩関節はかなりストレスになるポイントです。そして付属のマニピュレーター(手)は5種類あるのですが、不思議なことに手首はむしろポロリしにくいんです。なので手を交換しようと引っ張ると、手が外れずに肩が外れてしまいます(笑えない)。

プロポーション・ディテール・設定再現などでは最高クラスのMG パトレイバーシリーズの持病とも言える欠点です。もう一点…グリフォンはデカールがほとんど貼られません。欠点とまでは言いにくいですが、もう少しいろいろ貼れるようにしてくれてもよかったのでは…と思います。

キット全体の印象としては、原作の強力で邪悪なカリスマがかなりよく再現されているという感じです。優れたディテール、全身フレーム、向上した可動域、巨大で黒光りするプロポーションは、組み立てながらも鳥肌が立つようなキットです。パトレイバーファンにはイングラムよりグリフォンをおすすめしたいです。成形処理・可動域・内部ディテール・体格の印象など、あらゆる面でイングラムより一段上のキットでありながら、なんとなく組み立ても少し楽な気がします。

特に高級感のある光沢成形面と成形色、そしてクリアパーツまですべて設定色に合わせて成形されている点など、さまざまな面で素組みを楽しむ方にとって非常に魅力的なキットです。素組みとは思えないクオリティ…価格は3500円とやや高めですが、その価値は十分すぎるほどのボリュームです。とにかく一度組んでみれば、その圧倒的なサイズに驚き、光沢に目を奪われ、カリスマに感動する、素晴らしいキットです。 ^_^

MG 1/35 TYPE-J9 グリフォン アクアタイプ | 2002.3 | ¥3,500

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。