MG AV-98

MG 1/35 イングラム1号機 リアクティブアーマー装備

Kit Review

素組み+スミ入れ+部分塗装+デカール

1号機から3号機まで発売されたイングラムに加えて、リアクティブアーマー版まで登場しました。これは機体の外装をリアクティブ装甲に換装し、腕と脚の装甲も軟質素材に変更されたバージョンで、実際にキットでも変更点が多数あります。ただ問題は、全体的に品質が少し落ちた気がするんですよね -.-;;

まずリアクティブアーマー用に追加された腕脚のゴムパーツの素材がかなり微妙です。最初に開封すると、離型剤(金型から外れやすくするために塗るもの)なのか何なのか、ものすごくテカテカ~と油がべったり浮いています。なので手で触ると指紋跡もひどいし、とにかくちょっと困りものです。それで洗剤でゴシゴシ洗うと、今度は光沢がすっかり消えてなんとも野暮ったい感じになってしまいます。

決定的なのは、この素材が何でできているのか分かりませんが、表面に粘性があってホコリを集める(?)機能があります -_-; なので空気中に数日置いておくだけでホコリがべったり付いて汚くなってしまいます。上のレビュー写真を撮るときはテープで一時的にホコリを取りましたが、撮影中にもホコリが付いてしまって、写真上でもホコリが見えてしまっています;; とにかくなんとも困った素材です。ゴム素材に塗装しようとしても、ソフビキットのようにいろいろと気を遣うことが多そうです。

機体のリアクティブアーマーは部分塗装でもしないと、かなり寂しい印象になってしまいます。かといって部分塗装をしようとすると、ほぼ全塗装に近い感覚で色を入れてあげる必要があります。このキットにはエナメルを筆でざっと塗ってティッシュにシンナーを染み込ませて拭き取る方法と筆塗りを併用しましたが、それでも色を入れてあげると思ったよりかなりカッコよく仕上がります。^^ もちろんそれ以外にも頭部のクリアパーツやフィギュアなども塗装してあげてこそ、ちゃんとカッコよく決まりますが…

このリアクティブアーマーキットで最も不思議な点は、ノーマル版と関節強度が異なるという点です。上のフレームショットでご覧の通り、リアクティブアーマーの腕脚フレームはノーマル版の外装固定ピンを取り除いた新規パーツに全面交換されているんですが…それに伴って不思議なことに関節がゆるくなってしまいました。前腕もそうですし膝もそうですし…特に股関節部分が不思議なほどゆるくなっていて、腰の関節がひどく(本当にひどく)ポロリしやすいです。なのでアクションポーズを取るのもかなり大変で、上半身だけ持って移動すると下半身がすぐに外れて床に落ちてしまうことが多く… T_T

さらに既存のノーマル版でも問題になっていた、ゴムの弾力のせいで関節を曲げるのにも制限があります。完全に折りたためる前腕フレームなんですが、いざ折り曲げると外装ゴムの弾力のせいで腕がスルスルと自然に伸びてしまうこともあります。また新たに変更された手首パーツも少し問題があって、手首にうまく固定されません。一言で言えば関節まわりは最悪の状態になってしまっているんですが、私が実際に組んだ計3つのリアクティブアーマーキットのうち2つはひどく、1つは少しマシでした。ガチャ運まで絡んでくるということかもしれませんが、比較的状態が良かった1つは初版が出てからかなり後に入手したものなので、もしかすると金型が修正されている可能性も考えられます。いずれにせよ、修正前も後も関節まわりに問題が多いキットです。

リアクティブアーマーへの変更に伴い、あの何とも微妙なゴム素材がコストのかかるものなのか、価格も追い打ちをかけるように1,000円値上がりして4,000円になりました。頭部は1号機と同じで、外装の一部と手首パーツが変更されただけにしては、なかなか納得しにくい値上げ幅です。スタンディングフィギュアを1体多く入れてくれたからという理由で説明するのも難しいですし…うーん。

欠点ばかりずらずら並べてしまいましたが ^^; 長所を挙げるとすれば、独特なリアクティブアーマーの設定をそれなりにうまく再現しているという点と、適度に塗装してあげるとなかなかの存在感が出るスタイルだという点です。ただ、弱くなった関節・微妙なゴム素材・素組み状態でのクオリティの低さ・価格が高いといった点から、塗装を前提としたイングラムファン以外にはあまりお勧めしたいキットではありません。開発者たちなりに製品を差別化しようと気を遣った跡は見えるんですが、金型製作でミスがいくつかある、なんとも微妙なクオリティのキットです…;

MG 1/35 イングラム1号機 リアクティブアーマー装備 | 2002.5 | ¥4,000

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。