MG AV-98

MG 1/35 パトレイバー スペシャルセット

Kit Review

素組み + 部分塗装 + スミ入れ + デカール

MG イングラムシリーズのラインナップが事実上終了してから5年が経ち、
MG イングラム スペシャルセットという名のキットが発売されました。このキットの特徴と
内容は以下のとおりです。

- 既存の1号機・2号機・3号機の頭部・肩
およびパイロットなど、すべての付属品一式が入っている
- 外装アーマー全体をグロスインジェクション
処理
- 別売および2号機との同梱で発売されていたフラッシュユニットを標準付属

一言で言えばMG イングラムの総合セットと言えるわけですが…
実はMG イングラムが発売された2001年当時、すでにこういった総合版が出るであろう
伏線がたくさん張られていました。基本的にMG イングラムシリーズのランナーの
組み合わせや分割状況を見ると、頭部と肩の部分は最初から一つのランナーに
まとめて成形できるよう設計されていました。それを1号機・2号機・3号機を
それぞれ別々のキットとして発売するにあたって、ランナーを分割して入れていただけなんですね。

だから早い段階で総合版が出るだろうと予想していたのですが…なんと
イングラム発売から6年が経った2007年にようやく発売されることになりました。
個人的には、最初から3種類のバリエーションに対応できるキット一つにまとめて
出してくれればよかったのに…と思うのですが、いろいろな事情でバンダイとしては
あえてラインナップ数を増やしたかったのでしょうね。

設定上、1号機・2号機・3号機は頭部と肩のデザインだけが異なり、
付随してパイロットが変わります。肩は着脱式で交換できるのですが、
グロスインジェクションが適用されたことで素材が非常に硬くなっているため、
固定ピンが簡単に折れてしまうことがあるので交換の際は注意が必要です。(つまり
私も何本か折ってしまったということです -.-;)固定ピンが弱いのではなく、
一度差し込むとなかなか抜けないので、交換時は慎重に慎重を重ねる必要があるということです。
頭部はポリキャップ固定なので、そのまま引き抜いて差し替えればOKです。

ただし、頭部と肩はなんとか交換できるものの、付属のデカールのうち
左腕のシールドと股間部分のナンバープレートには1号機・2号機・3号機それぞれ異なる
デカールを貼ることになるため、少々悩ましい部分があります。デカールはやむを得ず
1・2・3号機のいずれか一つに決めて貼ってしまうしかありません。そしてこのキットに
付属するデカールは、既存の乾式デカールではなく唐突に水転写デカールになっているのですが、
水転写デカールの接着力が非常に高くて作業はしやすい方です。接着力が強い分、
水にしばらく浸けておく必要がある点だけ注意すれば、貼る面が広くて平らなので
デカール貼りはとても簡単で、しっかり固定されます。

発売が遅くなったこともあり、単なる総合版では少し物足りないと思ったのか…
グロスインジェクションにフラッシュユニットというボーナスまで追加されましたが、
おかげで価格が3,000円から5,800円へと一気に跳ね上がりました。
フラッシュユニット単体が別売で2,000円だったので、追加パーツの価格は800円と
計算したようです。

全体的な構造的クオリティは既存のイングラムと当然まったく同じで…
相変わらず可動域はあまり良くありません。腰の関節や一部箇所の構造的な弱さもそのままで、
MGガンプラの関節の動きや感触を期待して作ると痛い目を見るキットです。関節と可動では
平均以下のキットですが、全体的なプロポーションはやはりかなり優秀で、
そこにツヤ感あふれるグロスインジェクションまで加わると、カッコよさがにじみ出てきます。
グロスインジェクションが適用されたキットの中でも、最もよく似合うキットではないかと思いますね。

付属のフラッシュユニットは以前ご紹介したように、背中の水銀電池と
肩のLEDユニットを使って警察用の回転灯を再現しているのですが、
なかなかリアルです。サイレン音が鳴らないのが少し残念ではありますが、
それ自体の演出効果は100点満点中100点です。

発売が遅すぎた総合版ではありますが、グロスインジェクションの魅力が大きく、
今では入手困難なフラッシュユニットを標準で付属しているという点で、
パトレイバーファンにとってはなかなか嬉しいプレゼントと言えそうです。:-)

MG 1/35 パトレイバー スペシャルセット | 2007.9 | ¥5,800

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。