Kit Review
素組み
素組み
2009年の春には各種MGのバリエーションキットが発売されましたが、その中で突然ユニコーンガンダムのメッキバージョンが番外編として登場しました。その名もチタニウムフィニッシュ版。これはバンダイが新たに試みた高級メッキ手法で、メタリックメッキを施した上からさらに完全光沢のトップコートを重ねた二重メッキの一種です。(説明書に工程が詳しく記載されています)
まずこの新しいメッキ手法は、アルミニウムメッキ+チタニウムトップコートというかなり高級な仕上げ方式なんですが、おそらくノーマルモード時に全身の装甲が白一色で覆われるユニコーンガンダムの色の特性から選ばれたのでしょう。効果は非常に高いです。表面全体に白玉のような艶やかな光沢がたっぷり漂っていて、まるで大理石の彫刻を見ているような感覚とでも言いましょうか。どんなメッキよりも確実に高級感があります。むしろ華やかなデストロイモードよりも、全体が単色のノーマルモードのほうが光沢がより際立って見えますね。
バンダイがさまざまなメッキ手法を試みてきた前例は数多くありますが、その中に過去のMG ウイングゼロカスタムなどに採用されたパールミラーメッキというものがあります。発売前の紹介を見たときは似たようなメッキかな..と思っていたんですが、いざ蓋を開けてみると全然違うスタイルでした。パールミラーメッキは文字通り細かい真珠粉が吹き付けられたような半光沢メッキなのに対し、このチタニウムフィニッシュは表面全体を油膜が包んでいるような光沢メッキスタイルです。ただ、表面の反射光に虹色の偏光が現れる点はやや似ていますね。
* チタニウムフィニッシュ 工程 (説明書より抜粋)
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1. 半透明成形 |
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2. アンダーメッキ |
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3. ランナーセット |
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4. メッキ加工 |
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5. 真空蒸着工程 |
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6. トップコート加工 |
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7. 乾燥 |
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8. 梱包 |
このように複雑な工程を経た光沢メッキの品質は非常に高く、照明の当たり方によって全身に虹色の光沢が浮かび上がります。ただ、写真の限界でレビュー画像には反射光の効果がほとんど写らないのが残念です。また通常版と比べても、実物で見ると表面の質感がかなり違って見えるんですが、写真ではその半分くらいしか差が伝わりません。そのあたりを踏まえてご覧いただければと思います。
一点..他のメッキキットに比べてゲート跡が特に目立ちやすく、しかもよく見えてしまいます。-.,-
なかなかカバーしにくいタイプのメッキなんですよね..プラ素材が柔らかいので整えること自体は難しくないんですが、あまりにも簡単にサクサク削れてしまうので、必要以上に大きなゲート跡が残らないよう注意する必要があります。
通常のメッキパーツ版がそうであるように、追加されたメッキの被膜によって
クリアランスが狭まり、関節が渋くなる傾向があるのですが、このキットも同様です。
高度に複雑な変形ギミックだけで勝負していたユニコーンガンダムだけに、関節強度が
不安定な傾向がありましたが、幸いなことにチタニウムフィニッシュ版になることで
関節がかなりしっかりしました。より強固になった関節強度は、このキットの隠れた
美点と言えるでしょう。その代わり、可動域はMG史上最悪レベルなので…
飾って眺めるためのキットだという点は覚えておいてください。
いずれにせよ、メッキの品質と質感だけ見れば、下手な限定品よりも
はるかに高級感があり、価格面でも限定品より安く手に入れられるため、
さらにメリットがあります。ただ、一般販売品という立場では
8000円という高価格帯のアイテムなので、気軽に手が伸びるものではないのも
事実のようですね。もう少し価格が安ければ、通常版よりもずっと強くオススメできる
優れた番外版であることは間違いなさそうです。:-)
MG 1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka チタニウムフィニッシュ | 2009. 3 | ¥8,000
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。