ザク2.0が発売された後、やはり結局グフも2.0として発売されました。予想どおり、よく設計されたザク2.0の基本骨格を活用しており、それに伴いザク2.0の腕・脚の関節ランナー2枚がそのまま入っています。胴体はグフオリジナルのフレームとギミックですが、腕・脚の基本骨格はザク2.0のものをほぼそのまま使用しています。
まず、グフはザクと違い、1.0バージョンの完成度がかなり高い方でした。MGグフ1.0の全体的なプロポーションもザク1.0よりずっとそれらしく、可動域も優れており、内部フレームも悪くありませんでした。脚部に使われた一体成形の装甲も、当時としてはかなり衝撃的でしたね。つまり、グフのバージョンアップはザクのバージョンアップほどドラマチックなアップグレードという感じではない、ということです。
上のMGグフ1.0と2.0の比較写真を見ればわかるように、ぱっとシルエットだけ見ると大きく変わっていないように見えるほどです。もちろん細部を見ると違いも多く、手に持ってみると2.0の方がずっとずっしり重くてしっかりしていて感触がまったく違いますが、とにかくそれだけグフ1.0も使えるキットだったということでもあります。
2.0になって、さまざまな部分で原作のどっしりとしたイメージを活かそうとした跡が見られます。大きくなったスパイクアーマーと肩を強調するために狭くなった上半身、細長くなったマズル、がっしりした前腕と太もも、厚みを増した膝など…懐かしいクラシックなイメージと現代的な力強さをうまく融合させた、素晴らしいデザインとプロポーションだと思います。個人的には、細長く伸びたマズル部分がとても個性的で魅力的に感じます ^_^;
可動域もザク2.0をベースにしているだけあって、平均以上の素晴らしいダイナミックさを見せてくれますが、厳密に言えばザク2.0よりはやや劣ります。まずグフ特有のフロントスカートの可動制限により股関節が90度までしか上がらず、ザクに比べて足が大きいため足首の可動範囲も若干狭くなった感じです。そのため、ザク2.0の十八番であるコイン拾いポーズを自然に再現するのはやや難しいです。その代わり、膝立ちポーズ程度は十分に余裕でこなしています。あくまでザク2.0と比べての話であって、単体での可動域はAクラスであることは間違いありません。
特にグフ特有の独特なフロントスカートがどう実現されるかが注目点でしたが…ザク2.0のシステムを活用してサイドスカートが後ろに押し込まれる機能が採用され、フロントスカートがサイドスカートに取り付いたまま上方向に可動するという構造が選ばれました。おかげで最低でも90度程度まで太ももを上げることができますが、他のグフではこの独特なフロントスカートのせいで太ももがほとんど上がらないケースが大半だったことを考えると、本当に格段に進歩した最新システムです。
ザク2.0で足が小さくなりすぎたという不満が多かったためか、グフ2.0の場合は1.0に比べて小さくなってはいるものの、ザク2.0に比べるとずっと足が大きくなっています。おかげで接地も良くなり、安定感のあるプロポーションになりましたが、サイズが大きい分だけ可動範囲が狭まったのはやむを得ないところでしょう。
関節強度については全体的に非常に良好なのですが、肩の関節に若干問題があります。おそらく特に武器を持たないザクの腕の重さを基準に設計されているためか、1.0に比べて大幅に大きくなったシールドを装備した左腕の場合、シールドの重さで腕を上げるのが難しくなっています。少し残念な部分です。
グフ2.0の動力パイプの組み立て方式が若干議論の的になりそうですが…多色成形で華やかに仕上げられたザク2.0と違い、同じ構造でありながら手動で通す方式になっています。つまり、下の図のように、ザク2.0と同様に塗装派のための別途ガイド部分が用意されており、ランナーのままビーズをまとめて通してからカットし、塗装後に実際の本体に取り付ける動力パイプの中心部に押し込んで固定することはできます。つまりザク2.0の方式をそのまま維持して塗装派への配慮は残しつつ、コストのかかる多色成形の部分だけを手動に変えた方法というわけです。
コスト削減のための試みであることは理解できますが、実際のところ塗装をしない方にとっては不必要に複雑なシステムでもあります。もし塗装するつもりがないなら、マニュアルに書いてあるように塗装用ガイドパイプに通さず、昔の1.0キットのようにビーズを一つひとつカットして(塗装用ガイドを外した後)そのまま本体取り付け用の動力パイプ中心部に通す方が楽だと思います。というのも、あの塗装用ガイドパイプというのが…ザク2.0を作ったことがある方はご存知でしょうが、ものすごく固くてビーズを一つひとつ移し替えるのがかなり大変なんですよね。グフ2.0の場合も同様にものすごく固くて…別に塗装するわけでもないのに苦労して通したり抜いたりする必要はないからです。ゲート跡をとことん丁寧に処理したい場合でなければ、素組み派の方は1.0のように一つひとつ通していくことをおすすめします。
2.0のヒートロッドはHY2Mグフと同様に各節を連結する方式になっていますが、中心に針金を通してビーズを通していた1.0と違い、柔らかい印象があります。ヒートロッドの節パーツが軟質素材になっているためかそう感じるのですが、おかげで曲がり角度は滑らかなものの、固定性は1.0の針金方式に比べると劣ります。上のアクションポーズでもわかるように、ヒートロッドを水平に真っ直ぐ伸ばした状態で固定するには節の関節が弱くて下にだらりと垂れてしまう現象が起きます。柔らかくなった代わりに固定性が落ちたわけで、やはり世の中にタダはないということですね。
キット全体の印象をまとめると、ザク2.0ほどの革新的な変化という感じは薄いですし、可動域やその他いくつかの部分ではザク2.0に及ばないところもありますが、単体の完成度としては非常に素晴らしい仕上がりです。作る楽しさも抜群で、ポーズも決めやすく、何よりも立ちポーズのどっしりとしたプロポーションを見るとこんな気持ちになります。
「ザクとは違うのだよ、ザクとは…」
個人的には、安定感や存在感という点ではザク2.0より一枚上手だと評価したいです。高い評価を受けたザク2.0の骨格をベースにしているわけですから、当然内部フレームや構造もA+クラスと言わざるを得ないでしょう。いくらMGグフ1.0が古いキットながらかなり良かったとはいえ、やはり2.0があらゆる面で圧倒的に高いクオリティを見せてくれます。
とにかく、グフの決定版と言っても過言ではなく、ザクとはまた違う作る楽しさと感動を与えてくれる、非常に素晴らしい2.0バージョンと言えるでしょう。:-)
| 分野 | 評点 | 分析 |
| 合わせ目 | ★★★★☆ | 頭部を横切る合わせ目を除けばパーフェクト。 |
| 成形色/色分け | ★★★★★ | 高級感が増した成形色。完璧な色分け。 |
| プロポーション | ★★★★★★ | 原作の雰囲気をよく活かした、重厚感あるプロポーション。 |
| 可動域 | ★★★★★☆ | 新しいスカートの可動ギミックと、十分に優れた2.0の可動域。 |
| 関節強度 | ★★★★☆ | ザク2.0より優秀。肩とヒートロッドは若干残念。 |
| 内部フレーム | ★★★★★★ | 2.0の名に恥じない完璧な全身フレーム。美しい。 |
| ディテール | ★★★★★ | シンプルながらも上品なディテール。 |
| 武装/付属 | ★★★★★ | 基本に忠実。大幅にディテールアップされたシールド。新しいヒートロッド。 |
| パーツ数/価格 | ★★★★★ | 総423パーツ。1000円あたりのパーツ数111.3。ビーズのおかげでパーツ数が多め。 |
| 独自性/特異性 | ★★★★★★★ | バージョンアップの効果は控えめでも、単体としての品質のまとまりは最高! |
| Dalong's Point : 107 pts. |
MG 1/100 MS-07B グフ Ver.2.0 | 2009. 5 | ¥4,200
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。