Kit Review
素組み
+ スミ入れ + デカール
膝の両側4か所の関節部追加装甲の裏側に小さなゲルシールが使われます。
ただしこの部分はゲルシールでも固定がうまくいかず、かなり苦労することになります。
おそらく多くの人が長く不満を言い続けるポイントになりそうです。
素組み
+ スミ入れ + デカール
膝の両側4か所の関節部追加装甲の裏側に小さなゲルシールが使われます。
ただしこの部分はゲルシールでも固定がうまくいかず、かなり苦労することになります。
おそらく多くの人が長く不満を言い続けるポイントになりそうです。
G3、そしてGアーマー・リアルタイプカラーに続き、ファースト2.0をベースにしたMSVとしてフルアーマーガンダムがMG化されました。これまでザク系以外のMSVにはやや消極的な姿勢を見せていたMGラインナップに、より多彩なMSVの製品化が始まっているという証拠でしょう。もちろんネタ切れという事情の方が大きいかもしれませんが、いずれにせよオールドファンとしては両手を挙げて大歓迎です。
フルアーマーガンダムといえば、既存のファーストに追加装甲を重ねた、重厚でパワフルな印象の代表的なMSVの機体のひとつですが……MG フルアーマーガンダムは予想よりずっとスリムで洗練されたプロポーションで登場しました。もちろん設定どおり既存のノーマル版ファーストに装甲を一枚ずつ取り付ける方式で、追加装甲の密着感が非常に高く、ボリュームもスリムなため、とても装甲が二重になっているキットとは思えないほどスマートな仕上がりです。
これまで追加装甲キットは「重厚=ずんぐり」という図式が成り立つことが多かったのですが、このような結果はおそらく進化したプラスチックモデル設計技術の賜物でしょう。問題は……このすっきりとしたスリムなプロポーションが、逆に気になる点にもなりうるということです。オールドファンの頭の中にあるMSV フルアーマーガンダムは重厚で強そうに見えなければならないのに……MG フルアーマーはスリムで綺麗に見えるので、正直ちょっと弱そうに見えます。つまり、洗練されてはいるけれど「自分の知っているフルアーマーじゃない」という感覚を覚えても不思議ではない、ということです。もちろん個人の好み次第ですが。
フルアーマー装甲の取り付けには、従来の一般的なはめ込み方式に加えて新しい方式が試みられています。それがゲルシールを使った吸着方式です。ほとんどの装甲はスナップフィットで被せるだけでいいのですが、一部のフルアーマーパーツは構造上どうしても固定できる箇所がない場合があります。この問題を解決するために導入されたのがゲルシールというもので、簡単に言うと柔らかくて粘着性のあるゴムのようなものです。ゲルシールの片面はシール状になっていて装甲の裏側に貼り付け、もう片方の粘着性のあるゲル面が本体に吸着して固定される仕組みです。一言で言えば、貼ったり剥がしたりしても跡が残りにくい両面テープだと思えばわかりやすいでしょう。
ゲルシールは胴体前面の装甲に2枚、サイドスカートに2枚、後ろ足の装甲に2枚、膝両側のカバーに4枚使用します。袋に入って付属する細長いゲルシール棒をハサミで適当な長さに切って使う仕組みになっています。ゲルシールは十分な量が付属しているので余裕を持って使えますが、粘着面にホコリや異物が付くと接着力が落ちるため、ときどき交換が必要になることもありそうです。個人的には一度貼ったらもう剥がさない方がいいと思いますが…(-.-;) 一度剥がすとすぐホコリが付いてしまって、もう…
ゲルシールの粘着面の接着力はそれほど悪くはないんですが、かといってそこまで強力というわけでもありません。シールのようにベタついてよく貼り付くし、剥がしても跡が残らないようにはなっているんですが…他の部分はまあなんとか持ちこたえるものの、問題は膝の両側に貼る小さくて丸い部分がしょっちゅう外れることです…T_T 可動させるたびにポロリ、じっと立てておいてもポロリ、手でぐっと押さえて貼り付けてもしばらくするとポロリ…と落ちてしまって、かなりイライラさせられましたね。特に脚の角度的に内側の膝部分はもうどうしようもないくらい何度も外れるので、私の場合は両面テープをもう一枚重ねて固定しました。おそらくこの部分で怒りゲージが上昇する方も多いのではないかと。
フルアーマーの装甲の設定色がなかなかカラフルなので、どこまで色分けが再現されているか心配していた方もいたと思いますが…最新MGらしく、かなり細かくしっかり分割されています。数多くのオレンジ色の丸いパーツが一つひとつ色分けされており、素組みだけでもほぼ完璧に設定色を再現しています。また追加された装甲が非常に薄いため、本体の優れた可動域をほとんど損なわない点も評価できますね。
フルアーマーとしての追加パーツと武装の内容は十分充実しているんですが、本体ノーマル版に入っていたビーム・ライフル/バズーカ/ガンダムハンマー/ビーム・ジャベリン/グレネード・ランチャーといった武装一式がすべて省かれています。本体に残っている武装はビームサーベルのみですが、こうして本体の武装を省いたおかげで価格上昇が最小限に抑えられているようです。ノーマル版ファーストの価格が4200円で、フルアーマー用に追加されたランナーが5枚もあるにもかかわらず、価格は800円しか上がっていません。内容の充実度を考えれば、決して高い価格ではないと思います。
何よりも、箱に鮮明に印刷されたMSVマークが嬉しく感じられるキットで、最先端のMG技術で生まれ変わったフルアーマーガンダムを組む喜びを味わえます。やや洗練されすぎて本来の味わいを少し失ってしまったのでは、という惜しさもありますが…ファースト2.0ベースのキットらしくパーツ構成も良く、組み心地も素晴らしいため、むしろファーストのノーマル版よりもこちらをお勧めしたいキットです。ただ、新たな試みとして導入されたゲルシールについては、う〜ん?という感じです。個人的には新しい試みというより、あれこれ悩んだ末の苦肉の策として生み出された方便のように見えるので、ゲルシールの接着力を過信しすぎないようにご注意を。
いずれにせよ、オールドファン向けのアイテムではありますが、裏を返せばノスタルジーをくすぐる良いキットだと思います。:-)
| MG FA-78-1 Full Armor Gundam | ||
|---|---|---|
| 分野 | 評点 | 分析 |
| 合わせ目 | ★★★★★★ | フルアーマーの武装パーツまで全部まるごと一体成形。エクセレント! |
| 成形色/色分け | ★★★★★★ | 小さなオレンジ色のパーツまで徹底的に色分け。 |
| プロポーション | ★★★★☆ | スッキリしてはいるけど…フルアーマーにしては細すぎない?? |
| 可動域 | ★★★★☆ | 追加装甲は可動域をほとんど損なわないが、股関節は制限あり。 |
| 関節強度 | ★★★★☆ | 関節は強固だが…一部追加装甲の固定が甘い。 |
| 内部フレーム | ★★★★★★ | メタリック成形色のためノーマル版より見栄えが良い。 |
| ディテール | ★★★★★ | 洗練されていて、スッキリしていて、充実している。 |
| 武装/付属 | ★★★★★ | フルアーマーとしてのパーツは充実した内容で再現されている。 |
| パーツ数/価格 | ★★★★★ | 総数432個。1000円あたりのパーツ数:86.4個。価格上昇幅は小さい。 |
| 独自性/特異性 | ★★★★★★★ | スッキリしすぎてかえって違和感を覚えるMSV。 |
| Dalong's Point : 107 pts. | ||
MG 1/100 フルアーマーガンダム | 2010. 6 | ¥5,000
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。