Kit Review
素組み + スミ入れ + デカール
素組み + スミ入れ + デカール
ユニコーンガンダムの中でも最も華やかな3号機、ユニコーンガンダム フェネクスがMGで発売されました。ご覧のとおり全身の装甲にゴールドメッキが施されたキットで、ユニコーン特有の細かく分割された装甲のおかげで、ダイヤモンドのように多角度から美しい反射光を放つ素晴らしい仕上がりになっています。
もともとメッキ面積が広くなると均一性の問題で光沢にムラが出やすい傾向がありますが、ユニコーンは装甲がどれも小さいため、むしろメッキの品質がより良く感じられる面もありますね。^^ ただ逆に装甲の数が多い分、どうしてもゲート跡の数も増えてしまい、他のメッキキットより白いゲート跡が目立ちやすいのは惜しいところです。
新たに追加されたアームド・アーマーDEはスタイルと機能性が非常に優れており、ユニコーンモードとデストロイモードへの変形過程も完璧に再現されています。ゴールドメッキだけでもかなり高級感があるのに、このアームド・アーマーDEのおかげでさらに存在感がアップした感じです。
このようにスタイルやプロポーション、外見的な面では本当に格好いいキットであることは間違いないのですが…いくつか致命的な問題を抱えたキットでもあります。
まずデカールの量が問題になり得ます。これまで発売されたどのMGよりも多くのデカール貼りが必要です。量で言えば、MG サザビー Ver.KaとνガンダムVer.Kaの2つを同時に貼るくらいの作業量を誇ります。幸いデカール面が平らでデカールのサイズも小さいため作業自体は難しくないのですが、とにかく量が気が遠くなるほど多いです ㅡ_ㅡ 私の場合は毎晩冬季オリンピックを見ながら合間に貼って、1週間ほどかかった感じですが、メッキ面の反射光のせいで作業量の割に効果が薄く感じられるのも正直なところです。
とはいえMGの正規版はスミ入れとデカール貼りまで必ずやり通すことにしているので、修行のような気持ちで粛々とデカール貼りをこなしましたが、時間はかかるものの、それなりに楽しみながら貼れました。それでも、デカール貼りまで仕上げないと気が済まないというタイプでない限り、デカール作業は最初から手をつけないほうが無難かもしれません..;;
デカール貼りの有無は個人の好みの問題とも言えますが、このキット最大の問題は保持力と固定性です。そもそもMGユニコーンの素体自体、可動域と関節強度はMGの中でも最低クラスのキットでした。何も背負わせなくても自立させておくのが不安な足首関節と腰の固定ピンが常に問題でしたが、大きな背負い物を追加したMGフェネクスは、まさに絶望的な(-_-)固定性を見せてくれます。
特に各部を展開したデストロイモードの場合が深刻で、全身のデストロイモード状態を維持しながら床に自立させておくだけでも相当な苦労を要します。さらに問題なのはアクションポーズを取らせるときで、正直、歴代バンダイのガンプラの中でアクションポーズの固定性において最も絶望したキットです。上に載せたわずか数枚のアクションポーズ写真を撮るのに、週末の丸一日を丸ごと潰してしまいました.. T_T
まず非常に頼りない足首関節と大きすぎる上半身のせいで、床に自立させたままポーズを決めるのはほぼ不可能です。かといってスタンドに乗せてポーズを取らせようとしても、キット標準付属の股関節用スタンドジョイントパーツの保持力が絶望的なレベルで、どんなポーズも取れませんでした。例えるなら、ピンポン球を7個縦に積み上げるようなバランス感覚が必要とでも言いましょうか。やむなく一部の頼りないパーツは接着剤で固定して撮影に臨みましたが、それでも苦難の連続でした。崩れてしまったボディを組み直さなければならないのに、全身に貼った水転写デカールが剥がれないよう気を遣いながら、メッキ面の指紋にも注意しつつ触らなければならないという、超高難度の撮影作業でした。そうして何時間も経っても写真が1枚も撮れずにうんうん唸り続け…
スタンドに乗せるたびに崩れ落ちるボディを何度も組み直すうちに、結局アクションベース1に入っていた旧版用ジョイントパーツを使って空中ポーズの再現がなんとかできました。とはいえそもそも可動域が狭いので、それほど躍動感のあるポーズは出ないのですが ^^; その代わり見栄えの良い機体なので、ポーズを取らせるだけでも絵になりますね。
結果として、膨大なデカール量に加え、無数の指紋跡、そして最悪の固定性との戦いで1週間以上消耗させられたキットだけに、高い点数をつけるのは難しかったです -_- 特に固定性については歴代最低の評価をつけざるを得ません。さらに価格もPGクラスの12000円もするので、コストパフォーマンスを語るのも憚られるレベルです。一言で言えば、気軽にはとてもお勧めしにくいキットです。下の総合評価表を見ていただければわかるように、長所と短所があまりにも大きく対比されているため、 おおお~! というビジュアル的な満足感と、 なんてこったと叫びたくなる怒りの感情が交錯します。
とはいえ写真でご覧のとおり、「見る」だけでも十分に存在感とスタイルの良いキットなので、ユニコーンファンなら未開封のまま箱だけでも所有する価値はあると思います。メッキキットの性質上、再販があまり出ない傾向がありますので。ただし作る気があるなら足首関節は接着剤で固定する覚悟を決めた上で、デカール貼りの有無は慎重に考え、特に心の準備なしにアクションポーズを試みるのは絶対にお勧めしません。キム・ヨナ選手が金メダルを奪われた件に次ぐ深い怒りを感じることになるかもしれませんよ :-)
| MG RX-0 Unicorn Gundam 03 Phenex | ||
|---|---|---|
| 分野 | 評点 | 分析 |
| 合わせ目 | ★★★★★ | 細かく分割された装甲のおかげで合わせ目はほぼ気にならない~ |
| 成形色/色分け | ★★★★★★★ | メッキの品質と光沢効果は確かに素晴らしい.. |
| プロポーション | ★★★★★★ | 自立させるのが大変なだけで、いったん決まればポーズの格好よさは最高。 |
| 可動域 | ★★★ | そもそも可動域は良くなかったキット.. |
| 関節強度 | ★ | 頼りない関節に大きな背負い物の組み合わせは歴代最悪 T_T |
| 内部フレーム | ★★★★★ | 個性的なブルーのサイコフレーム |
| ディテール | ★★★★★ | メッキ反射面の向きが多様で立体感がより際立つ。 |
| 武装/付属 | ★★★★★★ | アームド・アーマーDE自体のスタイルと機能性は非常に良い。 |
| パーツ数/価格 | ★★★★ | 総466パーツ。1000円あたりのパーツ数38.8。コスパを語るのがちょっと.. |
| 独自性/特異性 | ★★★★★★ | 固定性は最悪だけどスタイルは本当に良い.. |
| Dalong's Point : 96 pts. | ||
MG 1/100 ユニコーンガンダム3号機フェネクス | 2014. 2 | ¥12,000
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。