MG MSN-00100

MG 1/100 百式 Ver.2.0

Kit Review

素組み + スミ入れ + デカール

ついに!! MG 百式も2.0が発売されました。1.0が登場してから14年、ZガンダムとMk-IIの2.0が出てから実に10年越しでようやくバージョンアップされましたね。百式もグリプス三銃士の一角なのに、まさか10年も経ってから百式 2.0が出るとは、隔世の感があります…(これが老いというものか―)

MG 百式 1.0が発売された当時は、1/100という大きなサイズと輝くゴールドメッキに感動したキットでしたが、今見るとプロポーションも古めかしく、何よりフレーム自体の可動域がかなり物足りないキットでした。そして14年を経てバージョンアップされた2.0は、少なくともそういった問題点がすべて改善されて登場しましたね。^^

まず、ゴールドの光沢メッキだった1.0とは異なり、2.0はエクストラフィニッシュ風の半光沢塗装メッキで仕上げられています。メッキ面が非常に均一で色味も良く、全体的にずっと高級感があります。また当然アンダーゲートで成形されているため、ビームサーベル類を除けばゲート跡も目立たず、見た目もすっきりしています。光沢メッキではないので指紋が残りにくく、触りやすいのもボーナスポイントですね。

ただし半光沢塗装メッキの性質上、塗装面が傷つきやすく、ちょっとした衝撃でもスクラッチが入ることがあるので注意が必要です。私の場合もランナー同士の摩擦でひどく塗装が剥げた箇所があります(写真をよく探してみてください T_T)。特にスミ入れ作業中にはみ出してしまうと、なかなか拭き取れない素材なので、スミ入れペンを使う際は細心の注意が必要です。集中して丁寧に作業しないと、はみ出したスミ入れを拭き取ろうとして塗装面まで持っていかれてしまいがちです。またこのようなメッキはシンナーにも弱いため、エナメル流し込み方式でのスミ入れは絶対に行わないよう注意してください。

MG 百式 Ver.2.0の最大の長所として挙げられるのが、A++級の優れた可動域です。腕脚の完全折りたたみは当然として、新たに採用された45度外部突出可動式の股関節は動かしやすく保持力も高く、ポーズを決める際に大いに役立ちます。さらに独特な胸部前後回転関節や、外側へぐるりと回り出る肩関節のおかげで、躍動感があり自然なポージングが可能です。可動域に関しては1.0と天と地ほどの差があると言っても過言ではないほど、クオリティの違いが歴然としていますね~

特に非常に硬かった1.0の脚部とは異なり、百式2.0は足首の関節もMGの中で最上級の柔軟性を誇り、地面でのポーズ取りが格段に向上しています。全体的な関節強度も非常に安定感があってしっかりしているので、ポーズを決めた後の固定性も優れており、二重固定方式の武器グリップが採用されているので握りも完璧です。あれこれポーズを取ってみると、「これでこそ2.0だ!!」と思わず唸るには十分だと思います。

ただ、これほど優れた可動域と関節強度にもかかわらず、ポーズが取りやすいキットかというと、必ずしもそうとは言えません。まず脚部を大きく動かすとフロントスカートとサイドスカートが外側に飛び出しやすく、頭部のアンテナは固定が甘いのか角度がすぐにズレてしまい、指を動かしていると親指がポロリするなど、気になる箇所が少なくありません。また足首と脚部の可動域は非常に広いのですが、なぜか微妙に足裏の接地がよくなくて、地面にぴったり密着せずわずかに浮いている感じがするのも少々気になります。

武装アクセサリーは基本武装のみの付属ですが、機能面でも見た目でも基本に忠実で満足できるレベルです。ボーナスとして、別売りのバリュートパックと接続するためのジョイントパーツが付属しており、MG 百式+バリュートパックやプレバン限定版などからバリュートパックを流用して装着することも可能です。目の部分も通常/デュアルアイ/走査線の3種類に交換できるなど、これまでになかったボーナス機能も存在しています。

まとめると、1.0とは明らかな品質の差が感じられるほど、しっかりとアップグレードされて登場しました。年月の差を考えれば当然これくらいは出てきてほしかった、という気持ちもありますが。これほど高級感のあるメッキの質と、最上級の可動域とプロポーションを見せてくれることで、オールドファンを興奮させるには十分なキットではあります。ただ、メッキ塗膜が弱かったり、可動域の広さに対して固定が甘いパーツがあってポーズが取りにくかったりと、何かしら「完璧」という感じがしないキットでもあります。圧倒的な職人技によるカルチャーショックがあるわけでもないですし。

特に、チタニウムフィニッシュのように工程が複雑で高価に見えるメッキでもないのに、価格が6800円もするという点は、何かと話題になりそうなポイントではないかと思います。正規販売のMGをすべて作ってきた自分の感覚では、だいたい5500円くらいが妥当に思える内容とメッキなんですよね。(かつてHDメッキ版の百式も4500円だったという事実!)メッキパーツのランナーが多いわけでもなく、たった3枚しかないのに、インフレを考慮しても少々割高感があるのは否めず、コスパという面では非常に厳しいキットです。さらにランナー数が少ないのに、わざわざ薄くて大きな大型ボックスに梱包している点は、割高な価格をごまかそうとするハッタリのように感じてしまいます。

とはいえ、本当に待ち望んでいたキットで良い点も多いのですが、なぜか割高な価格と、どこか完璧ではない仕上がりが気になってしまい、心理的にとても高い点数をつけるのは難しかったです。それでも、長い間百式2.0を待ち続けたオールドファンには間違いなく嬉しいアップグレードなので、あまり過大な期待さえしなければ十分おすすめできる、100点超えの優秀なMGキットです :-)

MG MSN-00100  Hyaku-Shiki Ver. 2.0
分野評点分析
合わせ目★★★★★立体的なパーツ分割で完成度を追求
成形色/色分け★★★★★メッキの質感は歴代百式の中で最も高級感がある。
プロポーション★★★★★現代的にスタイリッシュになったプロポーション。新作らしい。
可動域★★★★★★★可動域だけで見れば、歴代MGの中で最高記録を塗り替えた感じ。
関節強度★★★★☆各関節はしっかりしているが、可動中にポロリするパーツが多い…
内部フレーム★★★★★パーツ単体はシンプルなのに、完成すると意外と立体感があって良い。
ディテール★★★★★従来の百式と比べて、細部のディテールが強化されている。
武装/付属★★★★★基本武装+バリュート接続パーツ。あるものだけある、という印象。
パーツ数/価格★★★総342パーツ。1000円あたりのパーツ数50.3。コスパはMG最悪クラスかも;
独自性/特異性★★★★★実験的な意欲作ではあるが、どこか完璧ではない。
Dalong's Point : 103 pts.

MG 1/100 百式 Ver.2.0 | 2015. 5 | ¥7,800

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。