Kit Review
素組み + スミ入れ + デカール
素組み + スミ入れ + デカール
永遠の主人公RX-78-2 ガンダムやザクと並んで、MGの中で最も人気の高い機体を挙げるとすれば、フリーダムガンダムは外せません。長らくMGの販売数量ナンバーワンを堅持し、ガンプラの稼ぎ頭として活躍してきたキットですが、ついに12年ぶりに2.0としてアップグレードされて登場しましたね。
2004年に発売されたMG フリーダムガンダム1.0が爆発的な人気を誇った理由としては、当時としては革新的なクオリティの圧倒的な可動域に加え、華やかな翼の展開、スタイリッシュなデザインなどが見事に融合していたからと言えるでしょう。特にガンダムをよく知らない初心者にも気軽に勧められる、純粋に「カッコいいやつ」としての存在感も大きかったと思います。
既存のMG フリーダムガンダムがベストセラーとして名を馳せた高品質キットだっただけに、バンダイも2.0へのアップグレードにあたって、他のどのキットよりも力を入れた跡が感じられます。そのためか、さまざまな新ギミックに加え、ディテール・可動域・関節強度・機能再現にもかなりの手間がかけられています。
まず外観ディテールの面では、1.0と比べてモールドが3倍以上精巧に入っている印象で、あれほど優秀だったMG フリーダム1.0も2.0の隣に並ぶと一瞬でのっぺりした地味な外観に見劣りしてしまうほどです。おかげでスミ入れの作業量が膨大なキットではありますが、仕上げた後の達成感もトップクラスと言えるでしょう。少しやり過ぎでは?と思うほどディテールとモールドが細かく刻まれていますが、洗練されていて高級感があり、十分に格好いいと褒めてあげられると思います。
可動域の面では、既存の1.0がもともと非常に高いクオリティを誇っていたため、2.0になったからといって可動範囲が大きく広がった印象はありません。ただその代わり、2段階で展開するユニークな股関節ギミックと、胴体の片側全体が前方に動く肩ギミックのおかげで、非常に高級感のある関節構造に感じられます。おかげで股関節と肩に関しては、1.0より「アップグレードされた」感覚が確かにありますね。
関節強度の面では、やや評価が分かれるところです。まずこのキットはポリキャップが一切使用されておらず、プラスチックパーツだけで関節が構成されています。このようなポリキャップなしの関節構造はこれまでも何度か試みられてきましたが、大きく満足のいく結果は出せていませんでした。それでもMG フリーダム2.0では以前より安定感が増した印象で、ポージング時の保持力は非常に満足できるレベルです。
ただしポリキャップ関節のような滑らかな感触ではなく、まるでコトブキヤのキットを触るようなギシギシとした感触で可動するんですよね。狙った角度にぴたりと決まる感じではなく、わずかに反発力が感じられる関節なので、ポーズを決める際に少し不便さがあります。たとえば脚を60度の角度に曲げようと力を入れて動かしても、手を離した瞬間に反発力で10度ほど戻ってしまうような感じで、微妙にプラスチック関節を再調整しないと思い通りのポーズが出ないこともあります。
こうして操作がやや固くなったとしても、保持力が優れているなら十分許容できるのですが、問題は関節パーツの耐久性です。バンダイがポリキャップの代わりにプラスチック関節を繰り返し試みている理由は、軟質素材のポリキャップが伸びて関節がゆるくなるのを最小限に抑えようとする取り組みなのですが、その代わりに強い摩擦によって一部の関節が破損する可能性があり、このキットでは特に股関節が不安なところです。
上のレビュー写真を見ていただければわかると思いますが、私の場合、撮影のために何度も脚をあちこち動かしていたら、ある瞬間にパキッ…と股関節が折れてしまいました T_T 20年以上、数多くのMGを作ってきてこんなことは一度もなかったのに(MGダンバインで一度折れたことはありましたが)、最先端クオリティの新作MGでこんなことが起きるとは、本当に衝撃でした…。特殊な股関節ギミックのせいで他のMGに比べて股関節のピンが少し細めではあるんですが、だからといってこんなふうに折れるとは思っていなかったんですよね。そのため、かなりの数のレビュー写真は折れた股関節を両面テープで苦労しながら固定しつつ撮影しました…。皆さんもお気をつけて T_T
また、手首部分のボールジョイントが不思議なくらいかなりゆるゆるです。そのため手首を深くしっかり差し込まないと固定できないんですが、他のしっかりした関節と比べるとかなり気になる部分で、おそらく設計ミスじゃないかと思います。ビームライフルの透明な照準器パーツも固定が甘くてポロリしやすいので、できればボンドで固定しておいた方がいいと思います。
その他にも、ウイング部に新たに追加されたギミックがあって、翼の展開がより派手でダイナミックにアップグレードされており、翼の前後の中央部カバーが開くギミックが追加されています。また、翼内部のキャノン砲は上下のカバーが展開し、砲身の先端が延長される機能も新たに追加されました。このようにウイング部に関しては1.0と比べ物にならないほど豪華にアップグレードされており、おかげで翼を展開した状態のアクションポーズがめちゃくちゃ決まります…^^
まとめると、MGで最も人気の高いキットだっただけに、バンダイが本気でアップグレードしてくれたキットであることは間違いありません。プロポーションとディテール面ではほぼ別物と言えるほど良くなっており、新しい肩・股関節・ウイング部のギミックも十分に新鮮です。ポリキャップがなくなった代わりに全体的な関節の保持力も1.0よりずっと良くなって、ポーズ時の安定感も抜群です。そのためMGフリーダム2.0もベストセラーの仲間入りを果たすと思われますが、股関節ピンが細くて折れる可能性があるので、作られる方は可動時に特に注意が必要です。脚をむやみに動かさず、両手で股関節と付け根をしっかり持ちながら、丁寧にゆっくり動かしてください(…)
おそらくメタル素材の股関節ピンが別売りで出るか、今後股関節が改修されたバージョンが登場するかもしれませんが、いずれにせよ、素晴らしいクオリティのイメージを一気に台無しにしかねない致命的な弱点ではあります。このように股関節の耐久性さえ気をつければ大きく文句のつけようがないキットであり、ガンプラマニアなら誰もが一度は作ってみる価値のある名品であることは間違いないでしょう :-)
| MG ZGMF-X10A Freedom Gundam Ver.2.0 | ||
|---|---|---|
| 分野 | 評点 | 分析 |
| 合わせ目 | ★★★★★ | 合わせ目ってなんだっけ??そんなものはとっくに消えた… |
| 成形色/色分け | ★★★★★ | 1.0も良かったけど2.0ももちろん素晴らしい。 |
| プロポーション | ★★★★★ | 2.0らしく、床に置いてもプロポーションが崩れない。 |
| 可動域 | ★★★★★★ | 誰もが認めるMG屈指の水準 |
| 関節強度 | ★★★★☆ | ポリキャップなしで保持力は良好だが、股関節のせいで満点は無理 |
| 内部フレーム | ★★★★☆ | 腕には内部フレームなし、外観の割にやや簡素な内部フレーム。 |
| ディテール | ★★★★★★★ | 比べ物にならないほど精密になったディテール。MGの中でも最高水準 |
| 武装/付属 | ★★★★★★ | 新ギミックの実装が多いのでボーナス加点。 |
| パーツ数/価格 | ★★★★★★ | 総353パーツ。1,000円あたりのパーツ数78.4。価格の割に高クオリティな印象。 |
| 独自性/特異性 | ★★★★★★★★ | たくさん売ろうと本気で作り込んできた。 |
| Dalong's Point : 114 pts. | ||
※ MGにのみ適用される採点システムは、20年前のファースト1.0から続く採点体系のため、
品質が全体的に底上げされた最新キットにまで一律に適用するのは、正直あいまいです。
どのみち私個人の評価にすぎず、年月によるキット品質の差まで明確に反映するのは難しいので、
あまり深く考えず、参考程度にご覧いただければと思います。
(100点以上のキットは、昔に比べて品質がかなり良くなった、という程度に理解してください)
MG 1/100 フリーダムガンダム Ver.2.0 | 2016. 4 | ¥4,900
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。