Kit Review
素組み + スミ入れ + デカール
バックパック下部にあるカバー2枚を外すと、大型のスタンド用ジョイントパーツをしっかり固定できます。
ただ、あの小さいバックパックの穴カバーがゆるくて、放っておくと下に落ちてしまうんですよね ;;
付けなくてもあまり目立たないので、外したままでもいいかもしれません。
素組み + スミ入れ + デカール
バックパック下部にあるカバー2枚を外すと、大型のスタンド用ジョイントパーツをしっかり固定できます。
ただ、あの小さいバックパックの穴カバーがゆるくて、放っておくと下に落ちてしまうんですよね ;;
付けなくてもあまり目立たないので、外したままでもいいかもしれません。
サンダーボルト版のフルアーマーガンダム Ver.Kaに続いて、サイコ・ザクもVer.Kaで発売されました。ビジュアルが派手なサンダーボルト機体の中でも、ひときわ格好良かったサイコ・ザクですが、MGになるにあたって巨大なロケットブースターがさらに1基追加され、圧倒的なボリュームで登場しましたね。
まずMG サザビー Ver.2.0と同サイズの超大型ボックスを開けると、35枚という膨大なランナー数に圧倒されます。特に武装部の重複ランナーを見ると、目が眩むような感覚になりますね。計算してみると総パーツ数は796個で、余剰パーツが100個近くあるとはいえ、やはりMG屈指のパーツボリュームです。(ついにフルアーマーユニコーン・715個の記録が破られました…)そして予想どおり、組み立てとスミ入れも相当な手間がかかる上に、Ver.Ka特有の大量の水転写デカールも加わって、かなりの作業量が求められます。ただ完成後のボリューム感は期待以上で、50cmを超える圧倒的な全長と、ずっしりとした重量感を誇っています。
まずフレームは周知のとおりMG ザクVer.2.0をベースにしており、そこにサイコ・ザク用のフレームが一部追加された構成です。ザクVer.2.0のフレームが元々優秀なだけあって、今なお素晴らしい組み心地と高い可動域、そして関節強度を発揮しています。ジョニー・ライデン機スタイルのMS-06R 高機動型の装甲は、完全新規デザインで作られています。
このキットはプレミアムデカール同梱版で、反射光がキラキラ輝くシルバーの水転写デカールが1枚追加されています。既存の水転写デカールの一部を差し替えて貼る形式で、実際に貼ってみるとなかなか高級感が出るんですが、プレミアムデカールにはナンバリングが入っていないため、説明書をよく見ながら似た形のデカールを探して貼らなければならないという手間があります。また、サイコ・ザク発売を記念して実施されたプレミアムデカールイベントは他のMG Ver.Kaキットにも適用され、サイコ・ザクを含む計8種のVer.Kaキットがプレミアムデカール同梱版として発売されたとのことです。
前作のMG フルアーマーガンダム サンダーボルト版と同様に、このキットもビニール素材を使ったジャバラ関節を採用しています。前腕と膝はもちろん、頭部・腰・脚部の動力パイプにもジャバラ関節が使われています。ザクの動力パイプにジャバラ関節が採用されるのは初めて見ましたが、従来のビーズ通し式と比べて作業が楽で仕上がりも良く、個人的には気に入っています。適当にくしゃっとさせるだけで、それっぽく、そして自然なシワが表現されています。
モノアイの可動部にも小さな変化があり、HG オリジン版ブグのような連動式可動ギミックが採用されています。従来は頭部を開けるか、首下のレバーを回してモノアイを回転させていましたが、サイコ・ザクは頭部を回転させると内部のギアが連動して、自動的にモノアイが回転方向へさらに動く仕組みになっています。別途操作しなくてもモノアイが自然に動いてくれるので便利ではあるんですが、モノアイの向きを手動で指定したい方には、逆に不便に感じられるかもしれませんね。
サイコ・ザクの最大の見どころは、やはり巨大なランドセルバックパックとロケットブースター、そしてずらりと並んだ武装類です。もともとボリューム満点だったHGにも存在しなかった大型ロケットブースターまで追加されて、凄まじい迫力になっています。また武装の配置もHGとは異なり、バズーカの取り付け方向とシュトゥルム・ファウストの配置が変更されています。
これだけ大きく派手な背面を見ると、固定性が心配になりますが、幸い設計がしっかりしているおかげで武装マウント部の保持力は非常に優秀です。アクションポーズを取ったり持ち上げて動かしたりしても外れる武装はなく、少なくともHGよりも頑丈な固定性を発揮しています。
これだけ巨大なバックパックとなると、本体との接続が心配になりますが、レビュー写真でもわかるとおり、両側からレバーを使った固定ピンの回転ロックが可能で、本体とバックパックが完璧に結合されています。他はともかく、この頑丈なバックパック固定ギミックだけは素直に称賛したいですね。また大きなサイズと重量を考慮して大型スタンドが同梱されており、頑丈で大きめのスタンド用ジョイントパーツも付属しているので、浮かせた状態でも十分な安定感があるのも素晴らしいです。
格好良さという点では他の追随を許さないボリューム感と、頑丈な武装固定性において、大型キットとして模範的な品質を見せてくれているんですが、床に置いて自立させる際は少々不安定な面があります。床置き用に下側の小型ロケットブースター用スタンドが付属しているので角度は決まるんですが、背面がとにかく重いため、本体の重心が左右にわずかにズレるとそのまま横にガタンと倒れてしまうことがあります T_T
つまり左右の重心をしっかり合わせておけば問題ないんですが、ザクVer.2.0フレームの関節強度では、左右のバランスが崩れたときの重力に耐えきれないようです。むしろ頑丈なジョイントパーツを使ってスタンドに乗せた方が安定感があるんですが、これだけ重いキットなのに床置きより浮かせた方が安定するというのは、なんとも皮肉な話ですね。
また、差し替え式の手パーツがかなり大きめで、指そのものの保持力は良好なんですが、ビーム・バズーカの場合は遊びが大きくてしっかり握らせるのが難しく、ほぼ引っ掛けておくような感じになってしまいます。3分割で可動するサイドスカートは面白いアイデアなんですが、固定部が弱くて可動中にスカートパーツがポロリしやすいです。このパーツだけは接着剤で固定した方が良さそうですね。
とはいえ、重い背負い物のせいで本体の関節が保持しきれない場面が時々あるものの、スタンドに乗せた状態であれば大きな問題はなさそうです。それでも、これだけ大きく複雑な構成を考えると、全体的な固定性(特に背面)はかなり満足できるレベルだと思います。
格好良いキットが好きな方には必携アイテムで、かなりの作業量が必要ではありますが、十分やりがいを感じられるキットだと思います。展示スペースをものすごく取るのも難点と言えますが、こういったボリューム感が好みなら、それに見合った満足感を与えてくれる超大型MGですね :-)
| MG MS-06R Psycho Zaku [Thunderbolt] Ver.Ka | ||
|---|---|---|
| 分野 | 評点 | 分析 |
| 合わせ目 | ★★★★★ | ロケットブースターの一部を除けば完璧 |
| 成形色/色分け | ★★★★★ | バーニアと足裏アンカーまで丁寧に色分け |
| プロポーション | ★★★★★★★ | 格好良さはMG最強 |
| 可動域 | ★★★★☆ | ザクVer.2.0フレームは優秀だけど、可動が映えるキットではないので… |
| 関節強度 | ★★★★ | バックパック側の固定性は良いが、重すぎて本体が辛そう。 |
| 内部フレーム | ★★★★★ | 最強のザクVer.2.0+新規フレーム |
| ディテール | ★★★★★ | ボリューム感がディテールを圧倒 |
| 武装/付属 | ★★★★★★★ | 付属品が多すぎる。豊富さは極限レベル。 |
| パーツ数/価格 | ★★★★★★★ | 総796個。1000円あたりのパーツ数88.4。歴代最強のパーツボリューム |
| 独自性/特異性 | ★★★★★★★ | 見栄え重視とも言えるボリューム感だが、ビジュアルは確かに圧倒的。 |
| Dalong's Point : 113 pts. | ||
※ MGにのみ適用される採点システムは、20年前のファースト1.0から続く採点体系のため、
品質が全体的に底上げされた最新キットにまで一律に適用するのは、正直あいまいです。
どのみち私個人の評価にすぎず、年月によるキット品質の差まで明確に反映するのは難しいので、
あまり深く考えず、参考程度にご覧いただければと思います。
(100点以上のキットは、昔に比べて品質がかなり良くなった、という程度に理解してください)
MG 1/100 高機動型ザク“サイコ・ザク” Ver.Ka(GUNDAM THUNDERBOLT版) | 2016. 12 | ¥9,400
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。