MG RGM-79SC

MG 1/100 ジム・スナイパー カスタム

Kit Review

素組み + スミ入れ + デカール

ジム・スナイパーIIで大きな成功を収めたバンダイが、ジム・スナイパー カスタムまでMGで発売しました。ジム・スナイパー カスタムはかつて旧キット1/144 MSVとして発売されたことがありましたが、長い年月を経てついにMGとしても発売される栄誉を得ましたね。

まず基本的にはジム・スナイパーIIと同様にMG RX-78 2.0をベースにしていますが、それよりも同じベースのMG ジム 2.0に近い構成で登場しました。基本的な腕脚の骨格はジム 2.0をベースにしつつ、胴体はジム・スナイパーIIのように腰の可動域が大幅にアップグレードされた組み合わせで構成されています。おかげで名品ジム・スナイパーIIに匹敵するクオリティのキットとして誕生することができました。

このようにMGの中でも屈指の優秀なフレームのおかげで、ディテールはもちろん、最高クラスの可動域と高い関節強度を実現しています。さらに比較的充実した武装構成と上質な外観ディテールも加わり、Aクラスの品質感を持つキットとしてよく仕上がっています。

特に武装構成はかなり満足のいく内容で、基本のビーム・スプレーガンに加え、ツイン・ビーム・スプレーガン、ハイパー・バズーカ、シールド、R4型ビーム・ライフルなど充実した武装を誇ります。また武装を折りたたんで前腕、サイドスカート、脚の横、リアスカートなど各所にマウントできるよう、マウントギミックが賢くよく考えられています。

ただ、非の打ちどころのない名品ジム・スナイパーIIと比べると、何となく微妙にわずかに物足りなさを感じるのも事実です。ジム・スナイパーIIは同じファースト 2.0をベースにしながらもかなり新鮮な印象を与えるのに対し、このキットはファースト 2.0のバリエーション止まりという感じが否めません。やはり外装シルエットにファースト 2.0の面影が強く出すぎているせいでしょうか、ジムよりも角ばった印象だったジム・スナイパーIIと比べると、確かに新鮮味が薄いですね。

また、脚の横にビーム・スプレーガンをマウントするギミックが緩くてすぐにポロリしてしまい、頭部の可動式バイザーが脆くて折れやすいという問題もあります。さらに微妙に格が落ちる独特の色味に加え、スタイル面でもジム・スナイパーIIよりオールドタイプな雰囲気が漂っています。

いずれにせよ、キット単体で見ればベースキットであるファースト/ジム 2.0より一段上の高い品質感を誇りますが、前作のMG ジム・スナイパーIIが出来すぎているせいで、割を食って見劣りしてしまうキットです。それでも旧来のファンにとっては、MSVのジム・スナイパー カスタムがMGで登場したことに感激される方もいるでしょうし、キット自体の品質は最高クラスであることは間違いないので、十分に作る価値のある名品MGと言えるでしょう :-)

MG RGM-79SC  GM Sniper Custom
分野評点分析
合わせ目★★★★★武装の一部を除けば完璧
成形色/色分け★★★★★基本的な色分けはすっきりとよくできている。
プロポーション★★★★★きれいではあるが、ジム・スナイパーIIより新鮮味に欠ける。
可動域★★★★★最高クラスのジム 2.0の可動域に、柔軟な腰と首まで!
関節強度★★★★★関節自体は非常に頑丈だが、一部マウントギミックの保持力がやや…
内部フレーム★★★★★☆ジム 2.0よりさらにアップグレードされた最高クラスのフレーム
ディテール★★★★★すっきりしていて適度に精巧。
武装/付属★★★★★武装構成はかなり充実している。
パーツ数/価格★★★★★総389パーツ。1000円あたりのパーツ数97。コストパフォーマンスは最高クラス。
独自性/特異性★★★★★★★非常に優秀ではあるが、MG ジム・スナイパーIIほどではない。
Dalong's Point : 111 pts.

※ MGにのみ適用される採点システムは、20年前のファースト1.0から続く採点体系のため、
品質が全体的に底上げされた最新キットにまで一律に適用するのは、正直あいまいです。
どのみち私個人の評価にすぎず、年月によるキット品質の差まで明確に反映するのは難しいので、
あまり深く考えず、参考程度にご覧いただければと思います。
(100点以上のキットは、昔に比べて品質がかなり良くなった、という程度に理解してください)

MG 1/100 ジム・スナイパー カスタム | 2017. 11 | ¥4,000

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。