Kit Review
素組み + スミ入れ + デカール
素組み + スミ入れ + デカール
2005年のゼータ劇場版公開に合わせてか、突如ゼータシリーズのMG化が再開されました。2004年のその第一弾は、多くの方が待ちに待ったリック・ディアス!!!実は機体の人気のわりにはキット化が遅かった感のある機体です。
日々進化するバンダイの最新キットであり、多くの期待を集めた機体らしく、クオリティはかなりのレベルです。まず機体の構造上、可動域の限界が見えやすい機体なので、HGUCリック・ディアスはほぼ気をつけの姿勢が基本だったのに対し、MGリック・ディアスは各所の二重関節によって可動範囲がぐっと広がっています。(伊達にMGじゃないですよね〜?)特に足首の前後左右に動く二重関節のおかげで、接地がかなり向上しました。体格も良い方なので可動域が大きく改善され、ポーズもよりカッコよく決まります。関節部も十分な渋みがあって、ゆるい箇所はありません。
パーツ分割による設定色の再現はほぼ完璧で、特に合わせ目を隠すための工夫が随所に見られます。腕や脚部分でこれまで中央で分割されていたパーツが、パネルラインを基準に非対称に分割されることで、機体本体ではほぼ合わせ目が見当たらなくなっています。成形色はHGUCの赤銅色部分がMGでは色味の良い黒に変更されました。コクピットの再現もかなり優秀で、頭部のハッチを開けるとPG Mk-IIのように丸いコクピット部が再現されており、それを取り外すこともできます。指もドム・サザビーと同じ二重関節で、かなり自然な動きが再現されています。
特にプロポーションが大きく刷新されたと言えます。ずんぐりとした原作のイメージをうまく再現したHGUCとは異なり、MGリック・ディアスはかなりスラリとしたプロポーションを見せています。可動域を向上させるための面が大きかったとは思いますが、全体的に1/100という大きなスケールらしく、どこかスタイリッシュな印象を与えます。もちろんこの点は原作に忠実であることを望むマニア層には反発要素になりえますが、キット単体の印象だけで見ればスタイルが確実に良くなったと感じます。個人の好みが大きく反映されるポイントです。
一見完璧な最新MGのようですが、細かい不満点もいくつかあります。まず肩の弾倉のような部分の固定が曖昧で、かなりポロリしやすいんですよね。接着剤で固定すれば大した問題ではないとはいえ、あまりにも固定できないパーツがあるのは欠点です。また肩の内部フレームを覆う前後の装甲部分もポロリしやすいです。内部フレームも肩と脚部のみで、少し物足りない印象があります。太もも部分も内部フレームが入れられたはずなのに、そこはHGUCとほぼ変わらない構成になってしまっています。
もう一つ気になる点は、武器固定の仕組みです。通常のMGでも銃を持たせると保持力が弱くて武装をうまく固定できないことが多いです。そのためリック・ディアスは武器のグリップに突起、手には溝が設けられていて、いかにもしっかり固定できそうに見えます。ところが実際には武器類が後ろにごちゃごちゃとたくさん付いているため、手にしっかり差し込んで固定しようとすると武器の角度がうまく決まらないんです。ビーム・ピストルもバズーカも同様で、それらしく持たせようとしても角度が出ず、手のひらにしっかり差し込んで固定するのが難しくて残念でした。ほぼ無用の長物と表現する方もいるくらいで..
まあ、とはいえ上記の欠点はキット全体の印象に比べれば些細なことでしょう。見事に再現された積層装甲、スラリとしたプロポーション、しっかりした関節、体格の存在感などを考えると、90点以上は付けられるキットです。リック・ディアスという機体が好きな方なら、大きく後悔するようなポイントはないと思います。作っていて手応えのある一品です。特に4,000円でも大きな反発はなかったであろうボリュームなのに、3,500円で出してくれたのは英断だったと思います..
ただ機体の人気的に、この機体よりも赤いクワトロ版が出るのを待っている方も多いでしょう ^^;(バンダイもそれを分かっているからこそ、常にノーマル版を先に出すわけですが..)いずれにせよ、2004年の夏を熱く盛り上げそうなゼータラインナップとして、一歩進んだ最新技術が随所に採用されたかなり優秀なキットであることは間違いありません。^^
| MG RMS-099 Rick Dias | ||
|---|---|---|
| 分野 | 評点 | 分析 |
| 合わせ目 | ★★★★★ | 合わせ目処理が必要な箇所がほぼない。 |
| 成形色/色分け | ★★★★★ | 設定上、成形色がやや濃いめ。色分けは完璧。 |
| プロポーション | ★★★★★ | スラリとしながらも重厚感がある。 |
| 可動域 | ★★★★ | ボリュームのわりには比較的悪くない可動域。 |
| 関節強度 | ★★★★☆ | 関節自体は非常に頑丈だが、肩装甲がポロリしやすい。 |
| 内部フレーム | ★★★★ | 上半身・肩・ふくらはぎ・バックパックのみフレームあり。 |
| ディテール | ★★★★★ | このレベルなら文句なし。 |
| 武装/付属 | ★★★★ | 必要な武装はすべて揃っている。ユニークなコクピット再現にボーナス点! |
| パーツ数/価格 | ★★★★ | 合計245パーツ。1,000円あたりのパーツ数:70個。ちょうど良いボリュームといった感じ。 |
| 独自性/特異性 | ★★★★☆ | ついに発売されたリック・ディアス。スラリとしたボリューム満点の高品質キット! |
| Dalong's Point : 90 pts. | ||
MG 1/100 リックディアス | 2004. 5 | ¥3,900
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。