RG XXXG-01W

RG 1/144 XXXG-01W ウイングガンダム EW

Kit Review

素組み + スミ入れ + シール

20番目のRGとして、ウイングガンダムゼロ EW(エンドレスワルツ)バージョンが発売されました。RG ウイングガンダムゼロ EWバージョン(通称ウイングゼロ)のバリエーション的な位置づけで登場した印象です。実際、一体成形のフレームランナーは同じものを使用しており、そのほかにもウイングゼロのシステムインジェクションランナー2枚を成形色だけ変えて流用しています。

このようにRG ウイングゼロとベースは近いものの、翼をはじめ外装の多くは異なるため、キットの印象はウイングゼロとしっかり差別化されています。特に1/144という小さなスケールにもかかわらず、コクピットハッチや肩のバルカンポッドオープンギミックが再現されている点は、さすがRG!と思わず唸らせてくれます。ただし、コクピットハッチのギミックが渋くて開閉がかなり不便なのは難点ですね。

翼部には初めて見る特殊ギミックが追加されています。翼外側の黄色いカバー部分が開いて翼がさらに展開し、中央にある小さな青い翼も可動式で再現されています。これらはMGにもなかったギミックですが、MG ウイングガンダム EWの骨格は2004年に設計されたものなので、12年という時間差を考慮する必要がありそうですね。

RGらしくMG以上に細かい色分けのおかげで、素組みだけでも素晴らしいカラーリングを見せてくれており、可動域もトップクラスの出来栄えです。ただ、可動中に肩アーマーがすぐポロリしてしまうのは大きな欠点に感じます。もちろん他のRGキットでも肩アーマーがポロリすることはありましたが、今回のRG ウイングガンダム EWが一番ひどい気がします…接着剤で固定するわけにもいかないのに、ひっきりなしにポロリするのには参りますね。

バードモードへの変形ギミックは既存のMGと同等レベルでよく再現されており、1/144らしく小さくて軽いせいか、変形後の固定感や安定感はMGより優れている印象です。一点、MGのように大きな後部翼を支えにして立てておくには翼が少し短くて難しいのですが、その分軽量なおかげか、大きな翼があるにもかかわらず自立させておくのにさほど苦労しないのは助かります。

まとめると、無難でまとまったRGクオリティの仕上がりではあるものの、他のRGと比べると独自性や目新しさという点でやや物足りなさを感じる部分があります。似たベースを持つウイングゼロのバリエーション的な立ち位置ゆえの部分もあるでしょうが、いずれにせよ根強い人気を誇るウイングガンダム EWがRG化されたこと自体に意義があると言えるでしょう :-)

RG 1/144 XXXG-01W ウイングガンダム EW | 2016. 1 | ¥2,800