HG ZGMF-1000

HG ザクウォーリア

Kit Review

素組み + スミ入れ

SEEDにおけるモバイル・ジンと同様、デスティニーを代表する量産機と言えるザクウォーリアが発売されました。基本的にはSEED 1/144 HGのラインナップの延長線上に近いキットで、ナンバリングを新たに始めるのではなく、既存のSEED HGからそのまま連番で発売されています。(16番はミーティア、17番はフォースインパルスガンダム、18番がザクウォーリア…)

既存のSEED HGが全体的に抜群のクオリティを見せてくれていた点もそのまま受け継がれており、非常に仕上がりのきれいなキットです。前作のSEEDでもストライクよりモバイル・ジンの方が成形色やクオリティで一歩上を行っていましたが、不思議なことにデスティニーシリーズも同様です。フォースインパルスガンダムよりザクウォーリアの方が色分けもはるかに完璧で、全体的な完成度も高く感じられます。もちろんこれはフォースインパルスのカラーの組み合わせが難解すぎるという面もありますが、いずれにせよ結果的にはそういうことです。

成形色は既存のHGUCザクII量産型ととてもよく似た色味で、カラーの組み合わせまでほぼ同じです。ネーミングもスタイルもザクのイメージを再活用しようという意図が見え見えですね。明るい黄緑系の成形色は、出来が悪いとかなりチープに見えてしまうことがありますが、ザクウォーリアの成形色はかなり落ち着いていて上品な仕上がりです。バーニアのオレンジ部分なども、すっきりと色分けされています。このように成形色に関しては非常に高い評価を与えられます。

可動域も平均以上で、足首が前方へよく曲がるためポーズの再現性も良好です。関節もSEED HGらしく非常にしっかりしており、ゆるい部分もありません。特徴的なのは、胴体と腕の接続部が内部でボールジョイントになっており、さまざまな方向への自然な動きを見せてくれる点です。マニピュレーター(手パーツ)も4個付属しており、そのうちアクション用の開き手パーツがかなり自然なポーズで造形されています。

ザクシリーズはもともと肩にアーマーに似たシールドが付いていますが、ザクウォーリアではそれをさらに一歩進めて、大型シールドが肩にボールジョイントで接続されています。そのため非常に広い範囲で可動するのがかなり気に入っています。シールド裏にはマガジン2個も装着可能です。

もうひとつ、通常お尻にライフル類を収納するための溝が設けられているケースが多いですが、ザクウォーリアにも同様の機構があります。ただ通常の1/144スケールではただ穴をひとつポカンと開けておくだけの部分が、スライド開閉式になっています。これはMGでしか見られないような高級感のある収納方式と言えるでしょう。普段は閉じておいて、装着するときだけ開けるようになっている1/144キットは、私も初めて見た気がします。そのほか脇腹に4個のハンドグレネードも着脱可能で、ライフルのマガジン部がお尻への収納のために両方向に90度ずつ折れ曲がるのも面白いです。ヒートホークも付属しているため、武装面ではかなり満足感のあるボリュームです。

ただ唯一の欠点として、膝の接続部(写真参照)が可動中にポロリしやすい傾向があります。もう少ししっかりしていてほしかったところです!
また(特にザクIIとの比較写真参照)頭部がかなり小さすぎるのではないかという気もします。前作のHGモバイル・ジンと比べると、モバイル・ジンの方がわずかに品質が高く感じられます。モバイル・ジンは可動域も広く、膝がポロリする問題もありません。ただ主観的な差はあるでしょうが、スタイル面ではザクウォーリアの方が親しみやすくすっきりした印象があります。(やはり明るくきれいな成形色も一役買っているようです。)

ザクウォーリアはザクと同様、設定上さまざまなバリエーションが存在しますが、このザクウォーリアの背中にも今すぐには使わないポリキャップ穴があります。当然これ以降のバリエーション展開に向けた準備であり、現在のザクウォーリアのスタイルとクオリティを見る限り、バリエーションへの期待も高まります。小さくてリーズナブルながら高品質なバリエーション展開は、コレクターの心に火をつけますね^^

いずれにせよ全体的に優れたプロポーション、成形色、可動域、関節強度、豊富な武装など、1000円という価格帯に対して非常に高いクオリティを誇るキットです。特に以下の3つの新しい差別化された試みは非常に高く評価できます。

- 肩関節がボールジョイントで実現されている点
- スケールに似つかわしくないほど、お尻の武装収納部がスライド式で実現されている点
- 他の1/144キットと比べてより自然になったアクション用手パーツ。

インパルスガンダムの出来の悪い初期デザインのせいでデスティニーに反感を持っている方も多いと思いますが、ザクウォーリアを見て再び心を動かされた方も多いのではないでしょうか。(私もそのひとりです)伝説の機体ザクを連想させるスタイルに、高いコストパフォーマンスのすっきりしたキットの仕上がりは、アニメとは関係なくザクウォーリアを手に入れたくさせてくれます。^^;

HG ザクウォーリア | 2004. 11 | ¥1,000

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。