Kit Review
素組み
素組み
コンパクトなスケールのトミーテック MSSゾイドシリーズに、エイ型メカのシンカーが新製品として発売されました。コトブキヤのHMM インジェクションラインナップにも存在しなかった機体なので、インジェクションキットとして発売されること自体がとても新鮮に感じられます。^^
まず予想通り、タバコの箱の上にやっと乗るくらいの小さなサイズなのですが、デザインの特性上、既存のMSSゾイドキットの中では最も少ないパーツ数で手軽に完成できるキットです。その代わり、小さなキットに期待以上の多彩な可動ギミックを搭載してくれているのが興味深いところで……
まず首部分の前後スライドギミックはもちろん、それに加えて頭部の上下回転も可能で、頭部両側のビーム砲もそれぞれ独立して可動します。中でも最も驚かされる可動部は尾部でしょう。尾部は可動のために胴体中央がわずかに開いて後方に引き出せる構造になっており、上下左右さまざまな角度に曲げられるのと同時に、胴体を軸に尾部全体がロール回転する可動部まで備えていて、なかなか優れた関節設計の技術を見せてくれています。さらに3段階で可動する翼部のギミックも良く、翼全体を後方にグッと折り曲げられる隠し可動ギミックも仕込まれています。
このように小さなサイズの割に可動部の設計は本当によくできていて、バンダイのRGと比べても決して引けを取らない精度を見せてくれている印象です。数センチにも満たないこの小さなエイのような機体が、あちこちに仕込まれた数多くの関節でしなやかに動くというのが、このキットの大きな魅力ですね。特にジオラマスタイルで付属する波紋スタンドの塗装クオリティも高く、飾り棚に展示してもかなり映えるキットです。
こうした長所に対して残念な点は……翼部の関節強度がやや弱く、それほど大きくない翼にもかかわらず重力の影響を受けてどうしても下に垂れてきてしまうことです。いずれにせよ、トミーテックはまだアクションプラモデルの関節強度設計のノウハウが不足しているように見受けられます。
相変わらずサイズとパーツ数から見たコストパフォーマンスはあまり良いとは言えないMSSキットですが、キットの内容だけを見れば、なかなか良いキットと言えます。変わり種のキットを作ってみたいメカニックモデラーやゾイドファンにお勧めできる個性的なキットで、手足のない翼だけのメカでも柔軟な可動感を見せられるという点に魅力があると思います :-)
MSS-06 シンカー | 2013. 7 | ¥2,200
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。