HiRM

ハイレゾリューションモデル 1/100 ガンダムアストレイ レッドフレーム パワードレッド

Kit Review

ハイレゾリューションモデル(以下HiRM)の第6弾キットとして、ガンダムアストレイ レッドフレーム パワードレッドが発売されました。2018年に発売されたHiRM ガンダムアストレイ レッドフレームをベースに、パワードレッド用パーツが追加されたバリエーションキットです。グロテスクな大型の腕が印象的な機体ですね。

まず腕を除いた頭部・胴体・脚部は、既存のHiRM レッドフレームと完全に同一の構成で、フレームおよび外装の成形色まで同じです。完成済みで付属する本体フレームも、既存のフレームから腕だけを省いた形で提供されています。あえて違いを一つ挙げるとすれば、本体に貼るシールの構成は同じですが、赤い帯状のシールがわずかに細く印刷されているくらいですね。本体は引き続き高水準の可動域と渋めの可動感を見せてくれていますが、本体フレームと可動についての詳しい説明は HiRM ガンダムアストレイ レッドフレーム レビューをご参照ください。

新たに追加された大型の腕には別途の内部フレームはありませんが、思ったより多くのパーツで精巧に再現されています。全体のランナーのおよそ半分が腕だけのために存在している感じで、本体の組み立て感とはかなり異なる手触りを見せてくれます。本体は中国工場で生産された完成済みフレームに、静岡本社工場で生産された外装を取り付ける方式のため、従来のガンプラの組み立て感と比べてやや滑らかさに欠ける面がありましたが、パワードレッドの腕は100%静岡工場産のためか、従来のガンプラそのままの組み立て感で、滑らかでありながら小気味よい手応えを楽しめます。

パワードレッド用大型腕には、肘と手首の関節を手作業で突出させるギミックが仕込まれており、肘を曲げると力こぶが飛び出す連動関節も入っています。この大型腕には肩関節まで含まれており、腕をぐっと上に持ち上げられるよう上手く設計されています。また脇の部分には連動式シリンダー形状のパーツも入っており、何より大きな腕をしっかり支えられるよう、高い関節強度を発揮しています。

大きな手には、既存のPG ガンダムアストレイ レッドフレームの一体成形の手がそのまま流用されています。造形は良いのですが、指の関節を動かしているうちに指のボールジョイントがポロリする問題は相変わらずです。指の関節が手との接続ボールジョイントより渋いために起きる問題ですが、コツをつかんで動かせばそこまでストレスになるほどではありません。(それでも少しイラッとはしますが)

パワードレッド用パーツとしては両腕のほかに、小型のバックパックパーツとサブアームも追加されており、サブアームを使ってガーベラ・ストレートを垂直に左肩の後ろへマウントすることができます。このサブアームを展開すると左の腰に差すような形で配置でき、抜刀ポーズも自然に再現できますね。

このキット最大の長所は、重心が上半身に偏りがちな不安定な構造にもかかわらず、ほぼ完璧な保持力を発揮するという点です。可動域も特Aクラスな上に関節強度もしっかりしているので、どんなポーズをとっても決まりやすく、思い通りのポーズを作るのに苦労しません。サッと好きな方向に動かしてそのまま固定される、理想的なアクションフィギュア的プラモデルと言えます。もちろん可動感は滑らかというよりやや渋めですが、動かした後の保持力の方がずっと重要ですからね。

反対にこのキット最大の弱点は価格です。HiRMシリーズ自体がやや理解しがたい価格帯を見せているとはいえ、いくらなんでもPG並みの16000円は高すぎる気がします(T_T)。内容を見ると、同日発売の5000円のMG リック・ドム リニューアルよりボックスも小さくボリュームも少ないのに、価格は3倍というのは……。もちろん完成済みフレームのような特殊パーツはありますが、半額の8000円で出たとしても高く感じたであろう内容ではあります。

いずれにせよ、迫力あるプロポーションにAクラスの可動域と関節強度を備えた、ユニークでカッコいいキットであることは間違いありません。キット単体で見れば強くオススメしたいところですが、これだけの金額を投資する価値があるかどうかは、それぞれご自身で考えて判断していただくしかなさそうです :-)

ハイレゾリューションモデル 1/100 ガンダムアストレイ レッドフレーム パワードレッド | 2022. 3 | ¥16,000

AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。