Kit Review
素組み + シール
TRANSFORMATION : CYBIRD
素組み + シール
TRANSFORMATION : CYBIRD
コトブキヤの独壇場だったスーパーロボット大戦のプラモデルが、バンダイのノンスケールHGとして登場しました。その第一弾として人気機体のサイバスターが発売されましたが、2006年にコトブキヤから初めて発売されて以来、15年ぶりにバンダイキットとして再登場です。
まず典型的なバンダイ式メカプラモとして、効率的なパーツ分割と組みやすさを実現しています。ポリキャップは使われていませんが、全体的にしっかりしつつも適度な関節強度を見せてくれています。可動域も優秀な方で、特に膝関節が2段階で大きく伸びるおかげで、脚を完全に折りたためるほどになっています。その他のアクセサリーとしてはディスカッターと2基のハイ・ファミリアが付属し、汎用アクションベースと2本の補助スタンドまで同梱されています。
サイバードへの変形プロセスも一応うまく再現されているのですが、腕や脚などの配置において正確な角度を決めにくい部分がありますね。これは元のデザインと設定上の問題ではあるのですが、適当な位置に腕と脚、バインダーを配置すればそれで済む話ではあります。ただ、腰を前に曲げてバックパック下部を下げ、腰裏の穴に固定するよう指示されているのですが、クリアランスが狭くて腰ごとごっそり抜けてしまうことがあります。一言で言えば変形プロセスが曖昧な部分だらけなのですが、適当に「レッドサン!」と決めて、自分の目に見栄えよく配置するしかなさそうですね。それでも固定力はしっかりしている方なので、変形後の安定感については大きく心配しなくても大丈夫です。
やはり 2005年製ノンスケール コトブキヤ サイバスターとの比較は避けられないところですね。最高の金型技術を持つバンダイの最新作と、プラモデルを作り始めたばかりの15年前のコトブキヤキットでは、やはり大きな差があります。まず大型バインダーをはじめ全体的なボリューム感はバンダイの方がしっかり出ており、立体感とモールドの面でも差が見られます。特に全体的に関節が緩くて不安定なコトブキヤに比べ、バンダイはしっかりとした関節強度を見せてくれています。また、コトブキヤ特有の尖ったパーツがバンダイ版ではやや丸みを帯びた形に抑えられているのですが、これは実際にはプラモデルの輸出に関わる安全基準の問題でもあります。
それでもコトブキヤのサイバスターはシール一枚使わず、すべての設定色を色分けで再現しているという強みがあります。バインダー内部の色分けなど、色分けの面ではバンダイより充実しています。一方バンダイのサイバスターはやはり一部をシールで再現しているため、各所に違和感が生じてしまうのは仕方ないですね。その他で最も大きな違いといえば、バンダイ版はしっかりした関節をベースにサイバードへの変形機能が備わっているという点です。もちろんコトブキヤもその後 1/144の大型サイバスターが発売されてサイバードへの変形も可能になりましたが。(設定身長が28メートルなので1/144でも大きいです)
いずれにせよ、武骨で技術的には及ばないながらも独自の職人気質が感じられたコトブキヤキットに比べると、非常によくできたインスタント食品を食べているような感覚はぬぐえませんね。それでも、これだけ洗練されたクオリティでスパロボのキットに再び出会えるのは嬉しいことではあります。:-)
HG サイバスター | 2021. 6 | ¥4,000
AIこのページは Claude Sonnet が翻訳しました。